今年設立10周年を迎え、ますます勢いを増すフライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉。夏にはソニックマニアでステージをまるごとジャックし、フライング・ロータス、サンダーキャット、さらにジョージ・クリントン&パーラメント・ファンカデリックといった驚きのラインナップが来日決定。先日発表された最終ラインナップでは、ドリアン・コンセプト、ジェームスズー、ロス・フロム・フレンズの追加が明かされ、続々と話題を提供する彼らが、現代のニーナ・シモンとも称される先鋭的ソウル・シンガー兼トラックメイカー、プロデューサーのジョージア・アン・マルドロウと契約した。
(情報提供:BEATINK)
(Photo by Rob_Seher)
彼女は本当に素晴らしいよ。ロバータ・フラックやニーナ・シモン、エラ・フィッツジェラルドを彷彿とさせる。特別な存在だよ。
– Mos Def
プロデューサーに、かつてはフューチャリスティックス名義で活動し、スヌープ・ドッグ、フェイス・エヴァンス、T.I.、ルーペ・フィアスコ、BJ・ザ・シカゴ・キッド、Gイージー、ジェイ・ロック、ドモ・ジェネシス諸作などを手がけてきた西海岸屈指のプロデューサー・デュオ、マイク&キーズを迎えた新曲「Overload」が公開されている。
Georgia Anne Muldrow – ‘Overload’
ジョージア・アン・マルドロウとの契約は、〈Brainfeeder〉とジョージア双方のファンを喜ばせるだけでなく、今後のレーベルの音楽的方向性やスピリチュアリティを示す上でも大きな意味を持つ。彼女の加入に誰よりも興奮しているというフライング・ロータスは、先日行われたLA公演でもジョージア・アン・マルドロウをサポートアクトに起用した。
2000年代半ば、ヒップホップ、ジャズ、アヴァン・ソウルから多くの才能が誕生し一つのムーブメントとなっていたLAシーン登場し、〈Stones Throw〉初の女性アーティストとしてリリースした2006年のデビューアルバム『Olesi: Fragments Of An Earth』を筆頭に数多くの秀作をリリースすると共に、シンガー、ソングライター、プロデューサーとして輝かしいキャリアを歩んできたジョージア・アン・マルドロウ。これまでに、サンダーキャットも参加したエリカ・バドゥの名作『New Amerykah Part Two』に参加した他、彼女の才能を称賛するケンドリック・ラマー、マッドリブ、ビラル、ロバート・グラスパーらともコラボレートを重ね、ジョティ名義でリリースした『Ocotea』はジャイルス・ピーターソンの〈Worldwide Awards〉で「Jazz Album Of The Year」に輝いた。
◆ シングル情報
label: BRAINFEEDER
artist: Georgia Anne Muldrow
title: Overload
iTunes: https://apple.co/2tqbWzF
Apple Music: https://apple.co/2KdQoRg
Spotify: https://spoti.fi/2K6aPMT