世界で最も成功を収めたヴァーチャル・バンド、ゴリラズ(Gorillaz)。昨年2017年に7年振りとなるアルバム『ヒューマンズ』をリリースし、フジロックでもヘッドライナーを飾った彼らが、このタイミングで早くも待望のニュー・アルバム『ザ・ナウ・ナウ』を2018年6月29日(金)に全世界同時リリースする事を発表した。
(情報提供:WARNER MUSIC JAPAN)
今作はロンドンのスタジオ13で今年2018年2月にレコーディングが行われ、6月1日に配信スタートとなった先行シングル「ヒューミリティー」、そして「Lake Zurich」の2曲を含む、全11曲収録。プロデュースはゴリラズ、ジェイムス・フォード、そしてレミ・カバカという布陣。
前作『ヒューマンズ』では、メイヴィス・ステイプルズ、プシャ・T、D.R.A.M.等から、グレアム・コクソンやかつてのライバル、ノエル・ギャラガーに至るまで、豪華ゲスト・アーティストとのコラボレーションを多数披露し、その大作ぶりが話題となったが、今作『ザ・ナウ・ナウ』では原点に立ち返り、彼らのクリエイティヴの核心に迫ったアルバムとなっている。
心優しき青髪の2D(Vocal)、大阪出身の日本人ギタリスト、ヌードル(Guitar)、そしてNY出身のクールアメリカン、ラッセル・ホブス(Drums)は不動のメンバーとして参加。しかし今作はバンド始動時からのメンバー、マードックが一時的にバンドを離脱。2018年2月のThe BRIT Awards 2018にて、公開されたマードックからのビデオ・メッセージからは、彼が刑務所に収監された様子がみてとれるが、ピンチ・ヒッターの新メンバー(?)として、カートゥン・アニメのパワーパフガールズに登場する緑色の不良集団「ギャングリーン・ギャング(THE GANG GREEN GANG)」のキャラクター、エースがベースを務めることが明らかになった。現状、それ以外の公式情報が届いていないが、彼の登場により、バンドがどのように変化を遂げたのかが非常に興味深い。
バンドの中心人物であるジェイミー・ヒューレットが今回もディレクションを担当したファースト・シングル「ヒューミリティー」のミュージック・ビデオも併せて公開された。ローラー・スケートに乗った2Dとあの名俳優ジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』他)が出演し、カリフォルニアのベニス・ビーチで全編撮影されたという爽やかなビデオに仕上がっている。
「Humility」
もう1曲先行で配信となっている「レイク・チューリッヒ」はYouTubeでビジュアライザーが公開になっている。
「Lake Zurich」 (Visualiser)
ゴリラズは『ザ・ナウ・ナウ』リリース記念として、「ザ・ナウ・ナウ・ツアー」を開催し世界各地のフェスティバルで公演を行う事も発表。6月21日(木)には「HUMANZ TOUR 2018 JAPAN」として幕張メッセイベントホールでの来日公演が決定しているが、その翌日となる6月22日(金)にアルバム全曲を披露するという追加公演「The World Premier of The New Album “The Now Now”- Live」の開催も併せて発表となった。
詳しくは http://www.gorillazjapantour.com をチェックしたい。