バリトン・ヴォイスがトレードマークの米SSW、ジョン・グラントが3年ぶり4作目となる新作『ラヴ・イズ・マジック』を10月にリリースすることを発表した。
(情報提供:HOSTESS ENTERTAIMENT)
ジョン・グラントは2010年にソロ・デビューを果たし、2013年発表のセカンド・アルバム『ペール・グリーン・ゴースツ』が国内外の数々のメディアで年間ベスト・アルバムに選出された。最近ではプロスケーターの高橋大輔が練習でタイトルトラックの「Pale
Green Ghosts」を使用しているとSNS上で話題になったばかり。2016年にはジョン・コングルトン(セイント・ヴィンセント他)をプロデューサーに迎え制作された『グレイ・ティックルズ、ブラック・プレッシャー』をリリースし、2度の来日を果たした。
前作ではクラシカルなアレンジを採り入れたロック・バラードとエレクトロ・ファンクを織り交ぜたサウンドが印象的であったが、最新作『ラヴ・イズ・マジック』ではさらにエレクトロ・ミュージックを探求している。今年の頭に英エレクトロニック・トリオのラングラーと共にミスター・ダイナマイト名義でアルバムを発表したジョンは、ラングラーのメンバーでありアナログ・シンセサイザーのエキスパートであるベンジと、デビュー作のころより親交のある米テキサスのベーシストのポール・アレキサンダーと共に本作の制作を行った。
ジョンは本作について、以下のようにコメントしている。
「ポールは大学でジャズを中心とした音楽倫理を専攻していたこともあり、僕は彼が美しいハーモニーを描いてくれることを確信していました。それでバック・ヴォーカルとして自由に表現してもらいました。彼は興味深いアングルを思いつき、今までに聞いたことのないような魅力的なベースラインも演奏しています。」
これまで自身がゲイであることやHIVに感染していることなどをオープンに公表してきたジョン。直訳すると”愛は魔法”と名づけられた本作では、人々が執着する様々な愛の形が描かれている。ジョンは「愛は多くの労力を要するし、思い通りにいきません。にもかかわらず、愛は依然として魔法であるという事実から目をそらすことはできません。」と語っている。愛やセクシャリティーを掘り下げて表現している本作から、タイトルトラックのリリック・ビデオが公開されている
「Love Is Magic」
◆ リリース情報
アーティスト: John Grant (ジョン・グラント)
タイトル:Love Is Magic(ラヴ・イズ・マジック)
海外発売日:2018年10月12日(金)
レーベル:Bella Union / Hostess
※日本盤は後日ご案内
トラックリスト:
1. Metamorphosis
2. Love Is Magic
3. Tempest
4. Preppy Boy
5. Smug Cunt
6. He’s Got His Mother’s Hips
7. Diet Gum
8. Is He Strange
9. The Common Snipe
10. Touch And Go
※新曲「Love Is Magic」配信中&アルバム予約受け付け中
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■バイオグラフィー
元ザ・サーズのヴォーカリスト。バンド解散後、ソロ活動を開始し2010年に1作目『クイーン・オブ・デンマーク』を<Bella
Union>からリリース。英MOJO誌の年間ベスト・アルバムに選出される等話題となった。2013年の2作目『ペール・グリーン・ゴースツ』はラフ・トレード・ショップス2013年年間ベスト・アルバム1位獲得した。2014年には英詞を手がけたアウスゲイルのデビュー・アルバム『イン・ザ・サイレンス』が世界で大ヒットを記録し、ブリット・アワードにおいて「最優秀インターナショナル男性ソロ・アーティスト」にもノミネートされた。16年、3作目『グレイ・ティックルズ、ブラック・プレッシャー』(全英5位)で待望の日本盤デビューを果たし、4月のHostess Club Presents Sunday Specialにて初来日公演も敢行。ドラマーにバッジー(スージー・アンド・ザ・バンシーズ)を迎えた豪華バンドを率いての初来日は大きな話題となった。同年8月、HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERで再来日。18年10月、新作『ラヴ・イズ・マジック』をリリースする。