現地時間2月10日アメリカ・ロサンゼルスで行われた、第61回グラミー賞において、ラッパー/シンガーのチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)が、大ヒット・シングル「ディス・イズ・アメリカ」で主要2部門である「年間最優秀レコード賞」と「年間最優秀楽曲賞」、そして「最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞」、「最優秀ミュージック・ビデオ賞」の計4部門を受賞した。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
チャイルディッシュ・ガンビーノは昨年「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞」受賞に続き2年連続のグラミー受賞を果たし、さらに、今回「年間最優秀楽曲賞」においてヒップホップ楽曲が同賞を受賞するのはグラミー史上初であり、国内外で大きな話題を呼んでいる。
「ディス・イズ・アメリカ」 ミュージック・ビデオ
2018年5月にリリースされた「ディス・イズ・アメリカ」は、アメリカが抱える人種差別問題などを歌った力強いメッセージが印象的なトラック。全米シングル・チャート<ビルボード・ホット100>では初登場から2週連続で1位を獲得するなど、世界に衝撃を与え続けてきた。また、今回グラミー賞も獲得した同曲のミュージック・ビデオの監督は長年チャイルディッシュ・ガンビーノの作品に携わってきた日本人フィルム・メーカー、ヒロ・ムライが務め、動画再生回数は48億回(2/11時点)を突破するなど世界中で大きな反響を呼び、ここ日本でもiTunes/Apple Musicビデオ・チャートで共に1位に輝いた。
2011年にリリースしたスタジオ・アルバム『キャンプ』が全米チャート11位を獲得し華々しいデビューを飾ったチャイルディッシュ・ガンビーノは、2013年12月に2ndアルバム『ビコーズ・ジ・インターネット』が全米ラップ・チャート1位を記録。そして、2016年12月にリリースした3rdアルバム『アウェイクン、マイ・ラヴ!』ではアメリカでトリプル・プラチナ・ディスクを獲得(300万枚超え)、また、そのマルチな才能から<ドナルド・グローバー>名義で俳優としても活躍 – 第74回ゴールデン・グローブ賞で自身が主演/原案/脚本を手掛けたドラマ『アトランタ』が「作品賞」と「男優賞」を受賞。さらに2018年には映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に若き日のハン・ソロの悪友<ランド>役として出演するなど、ラッパー/シンガー/俳優/コメディアン/作家とマルチに活躍している。
「ディス・イズ・アメリカ」以降も2018年7月に「サマータイム・マジック」「フィールズ・ライク・サマー」の2曲を同時にサプライズ・リリースし、8月には<MTV Video Music Awards 2018>において「Video With a Message賞」「Best Direction賞」「Best Choreography賞」の計3部門に輝やくなど快進撃が止まらないチャイルディッシュ・ガンビーノ。今年3月には英ロンドンの02アリーナ(2万人収容)にて2夜連続での単独公演が、そして4月に米カルフォルニア州で開催される大型野外音楽フェスティバル<コーチェラ>のヘッドライナーが決定しているなど、今後の動きに音楽ファンのみならず、世界中のエンターテインメント・ファンからの注目を集めている。