2017年NPRのTiny Desk Contestで6,000人の参加者の中から満場一致の称賛を受け優勝した、今全米が最も注目するニューオリンズ出身のソウル・バンド、タンク・アンド・ザ・バンガス(Tank and The Bangas)が新曲「アンツ」のMVを公開した。
(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
(Photo: Nick Spanos)
本作『グリーン・バルーン』は2013年にリリースした彼らの1stアルバム『Think Tank』以来6年ぶりとなる通算2枚目のアルバムでVerve Forecastからのリリースとなるメジャー移籍第一弾作品、プリオーダーも開始となった。
さらに、アルバムからの先行シングル「アンツ」のMVも公開、タンクのあふれんばかりの意識の流れを手描きのアニメーションで表現、彼女のトレードマークともいえるソウルをそのまま見ているかのようなビデオとなっている。
「アンツ」 ミュージック・ビデオ
『グリーン・バルーン』は、タンク・アンド・ザ・バンガスの音楽的進化を示した作品で、ジャック・スプラッシュ、マーク・バトソン、ゼイトーヴェン、ルイ・ラスティック、ロバート・グラスパーら錚々たるプロデューサー陣の手助けも借りて彼ら独自のヴィジョンを表現。
リード・シンガーのタリオナ“タンク”ボールはこう話す。「『グリーン・バルーン』は1stアルバム『Think Tank』のお姉さん的作品。『Think Tank』は12歳で『グリーン・バルーン』は16歳でセックスもするようになったの。すぐそこにいる女の子。」
一方バンド、バンガスは「色みたいなものです。」と言う。「僕たちが影響を受けているものすべてをレコードに記録するということは僕らにとって何の問題もない、だって僕らは一つに列に留まっているいるわけではないから。」
ボールはさらにつけ加える。「私たちがレコードを作っているときは、ただただ作っているの。そして私たちは絶対次のように言うことはないわ。『今のはブルージーすぎるね。ちょっとカントリーすぎたね。ヒップホップすぎたね。』と。その曲はそういう感じだからそういう方向性になったのだから、その曲の持つフィーリングをそのまま押して完成させよう、それが気持ちいいの。」
「アメリカでもっとも素晴らしいライヴ・バンド」 ―npr music
「あなたが知っておくべき10バンドのひとつ。自由奔放でインプロヴィゼーションの切れ、ポジティヴなヴァイブスに満ちた世俗的な教会体験」 ―Rolling Stone
「タンク・アンド・ザ・バンガスはファンク、ヒップホップ、ロック、ゴスペルのグルーヴをつなぎ合わせたサウンドを展開。真剣なストーリーテリング、自己啓発の励まし、ダンスの指導などはバンドのあふれんばかりのあらゆる意識や考えを共有し、私達を楽しませてくれる」 ―The New York Times
最終的に、バンドはもはや彼ら自身のGreen light(青信号)が光るのを待っている場合ではなく、もうすでに目の前には青信号が光っていてバンドの飛行準備は整った。
タンク・アンド・ザ・バンガスは、現在アメリカ・ツアー中。アメリカでは『グリーン・バルーン』をリリースした直後、5月4日には、今年50周年を迎える地元ニューオリンズの一大フェスティヴァル、ニューオリンズ・ジャズ・アンド・ヘリテッジ・フェスティヴァルに出演することが決定してる。