(情報提供: BEATINK)
ブラック・ミディはインディーロックの未来に身を捧げるより、未来からインディーロックを想像することに興味があるようだ。 – Pitchfork
ブラック・ミディのオリジナリティ、高度な技術、純粋さ、そしてその分類不可能な奇妙さは新鮮な息吹である。– The Times
英国一の新生バンドだが、誰も彼らについて何一つ知らない。 – NME
イギリスで最もエキサイティングな新生バンドの1つ。- CRACK Magazine
当然のことながら今年のSXSWで最も人々の話題の中心となったグループ。ブラック・ミディは自らが立ったステージ全てを破壊し、街を全焼させる勢いだった – Paste
ロンドンを拠点に活動するブラック・ミディ(black midi)が、40年近い歴史を持つUKを代表する老舗レーベル〈Rough Trade Records〉から最新シングル「Crow’s Perch」をリリースした。〈Rough Trade Records〉と契約後に同レーベルを通じての初シングルとなる。
新曲「Crow’s Perch」の解禁に合わせて公開されたMVは、アイスランド人の監督ヴィリ・ヒャウルマルソンが手掛けた。同曲の猛烈なエネルギーを反映し、日常的な画像を使ってサチュレーションを上げたグラフィックや風変わりなシーンを取り入れたDIY感が溢れるMVとなっている。
black midi – Crow’s Perch
ブラック・ミディは、ジョーディ・グリープ(ヴォーカル/ギター)、キャメロン・ピクトン(ベース・ヴォーカル)、マット・ケルヴィン(ギター)、とモーガン・シンプソン(ドラム)の4人で構成される。同バンドはゲリラライブを敢行するなど精力的にライブ活動を行い、常に変化するセットリストや演奏技術、オリジナリティー溢れる楽曲から、ロンドンでは噂が噂を呼んで一連のライブが完売。結成されてからわずか約1年であることから未だに謎が多いものの、UKアンダーグラウンド・ミュージックシーンで最もアツい新生バンドという評判を早々に確立した。最近では、米SXSWや北米各地でライブを行い、SXSWでは最も目立ったアクトとしてその名が挙がったほか、NYでの初の2公演はソールドアウトとなった。
ブラック・ミディは、1stシングル「bmbmbm」をフランツ・フェルディナンドやザ・キルズ、バット・フォー・ラッシーズ、ゴート・ガールらを手掛けたプロデューサーのダン・キャリー率いるレーベル〈Speedy Wunderground〉からリリース。当初300枚のみの生産だったものの即完し、発売から1週間でリプレスが決定したという。またバンドは1月、EP『Speedway』を発表。辛口評価で知られる米音楽メディアPitchforkは“不気味なほど正確でストイック”と評している。
ブラック・ミディがこれまでに発表した楽曲は、驚くような方法で展開され、一つのリフがすぐにまた一つのリフへと移り、メロウな曲調が痛烈な叫びやギターの不協和音へと進展していく。ポストパンクでありながら、時にサイケデリック、ノイズ、プログレ、ロック、インディー、ブルースとジャンルの垣根を問わず縦横無尽に繰り広げられる彼らの音楽からは、どのカテゴリーでも言い表せない本当に新しいものが感じられる。
◆ リリース情報
label: ROUGH TRADE RECORDS
artist: black midi
title: Crow’s Perch