現代最高峰のジャズ・ピアニスト＝ミシェル・カミロ（Michel Camilo）の最新アルバム『エッセンス』がリリースされた。カミロにとって1年半ぶりの通算25作目となる新作は、総勢18名からなる待望のビッグバンド・アルバム。現在の音楽シーンで多忙を極める腕利きが集結した最強ホーン・セクションを率いて2018年7月ニューヨークで録音された。65歳のカミロにとって、ビッグバンドでのスタジオ録音は1994年発表のアルバム『ワン・モア・ワンス』以来となる。そして先ほどファン待望のビッグバンド来日公演が9月5日～8日にブルーノート東京で行われることが発表された。
（情報提供：SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL）
（Photo: Frankie Celenza）
『今望みうる最高のビッグ・バンド・サウンドを収録した新作には「人生の特別な瞬間を彩ってきたストーリーがあり、音楽人生で起きた様々な出来事や経験が凝縮されている」とカミロはコメントする。収録曲されているのは人気曲「オン・ファイア」「マノ・ア・マノ」等これまで発表してきたオリジナル・ナンバーのビッグ・バンド用アレンジだ。編曲を手がけたのは、実力派トランペット奏者のマイケル・モスマン。彼も9月来日時のメンバーに名を連ねている。モスマンは2013年11月ブルーノート東京で行われた伝説のカミロ・ビッグバンド公演時の来日メンバーであり、『ワン・モア・ワンス』にもクレジットされているカミロからの信頼もあついプレイヤー。
日本盤のみ、キューバ出身のパーカッショニスト＝エリエル・ラソとのデュオによるチャント（12）をボーナス・トラックとして収録。なお、カミロはリッキー・ロドリゲス（ベース）とエリエル・ラソとのユニット“トリオ・ラティーノ”を率いて4月26日から29日までブルーノート東京で平成最後の来日公演を行う。来日記念盤でもある新譜タイトルの『エッセンス』が意味する4元素＝風・水・火・土をあらわす表紙の写真はカミロと同郷ドミニカ共和国のカメラマン：エルミニオ・アルベルティ・レオンの作品。
◆ 作品情報
ミシェル・カミロ 『エッセンス』
● 品番：SICX30070 (BSCD2)
● 価格：3000円＋税
● 録音：2018年7月23-27日ニューヨーク
【トラックリスト】
01. アンド・サミー・ウォークト・イン
02. モンゴズ・ブルース・イントロ
03. モンゴズ・ブルース
04. リキッド・クリスタル
05. マノ・ア・マノ
06. ジャスト・ライク・ユー
07. イエス
08. ピース・オブ・ケーキ
09. オン・ファイア
10. リパーカッションズ
11. ハロー＆グッバイ
【日本盤ボーナス・トラック】
12. モンゴズ・ブルース・チャント
● パーソネル
ミシェル・カミロ（ピアノ、バンドリーダー）
リッキー・ロドリゲス（ベース）
クリフ・アーモンド（ドラムス）
エリエル・ラソ（パーカッション、ヴォーカル）
アントニオ・ハート（アルト・サックス、フルート）
シャレル・キャシティ（アルト・サックス、クラリネット）
ラルフ・ボウエン（テナー・サックス、フルート）
アダム・コルカー（テナー・サックス、クラリネット）
フランク・バシーレ（バリトン・サックス、ベース・クラリネット）
マイケル・フィリップ・モスマン（トランペット、フリューゲルホーン）/ラウル・アグラス（トランペット、フリューゲルホーン）/ジョン・ウォルシュ（トランペット、フリューゲルホーン）/ディエゴ・ウルコラ（トランペット、フリューゲルホーン）/カリ・ロドリゲス-ペナ（トランペット、フリューゲルホーン）
マイケル・ディース（トロンボーン）/スティーヴ・デイヴィス（トロンボーン）/ジェイソン・ジャクソン（トロンボーン）
デヴィッド・テイラー（ベース・トロンボーン）
作曲/プロデュース：ミシェル・カミロ
編曲：マイケル・フィリップ・モスマン
録音：2018年7月23-26日 ニューヨーク パワーステーションスタジオ
(p) 2018 by Michel Camilo – Redondo Music. All Rights are Reserved.
◆ 来日公演情報
ミシェル・カミロwith ビッグバンド
● 日程：2019年9月5,6,7,8日@ブルーノート東京
● メンバー：ミシェル・カミロ（ピアノ）、リッキー・ロドリゲス（べース）、クリフ・アーモンド（ドラムス）、エリエル・ラソ（パーカッション）、マイケル・モスマン（トランペット） 他メンバー未定