社会派シンガー・ソングライターとして知られるジョエル・ラファエル(Joel Rafael)が、盟友ジャクソン・ブラウンのレーベルからの最新作『ローズ・アヴェニュー』をリリースした。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
社会問題が起こると決まってジョエル・ラファエルは、歌を書かずにいられなくなる。最新作からの最初のシングル「ストロング(フィーチャリング・ジェイソン・ムラーズ)」は、ラファエル、ジェイソン・ムラーズ、マイケル・ナッターによる共作で、とある連帯のメッセージを歌に込めている。2016年にスタンディング・ロック居留地で書き上げたこの歌は、パイプライン建設による水質汚染に抗議する何千人もの”水の保護者たち”の前で披露されたものだ。
わたしたちの水、そしてわたしたちの娘たちのため
平和と安らぎを手に入れる時が訪れた
官僚政治のせいで貧しい者たちがいつまでも
貧しさの中に追いやられ続けるなんて真っ平御免だ
<中略>
わたしたちは前へ前へと進み行く
わたしたちの神聖な水を守るためにここに立っている
わたしたちを押しとどめられるものなど何もない
だってわたしたちは強くたくましいのだから
「ストロング」 映像
「僕はジョエルを情熱と博識のあるソングライターとして敬愛している」とジェイソン・ムラーズは語る「彼の味わい深いヴォーカルを聴いているとその人生までもが伝わってくる。誇り高い、嘘偽りのない真摯な姿がそこには映し出されているからね」
ジョエル・ラファエルは1974年から音楽活動を開始、これまでに9枚のアルバムを発表している。そのうち2作はウディ・ガスリーの作品を歌ったものだ。ジョエルはソロもしくはバンドと共にクロスビー、スティルス&ナッシュ、エミルー・ハリス、ジャクソン・ブラウン、ジョーン・バエズ、ジョン・リー・フッカー、アーロ・ガスリー、ボニー・レイット、ジョン・トルーデル、ローラ・ニーロ、クリス・クリストファーソン、ダー・ウィリアムズ、ランブリン・ジャック・エリオット、オデッタ、タージ・マハールらのステージに名を連ねている。最新作『ローズ・アヴェニュー』からはラファエルが曲作りを通じて人生に見出してきた洞察と同時に、これまで行ってきたこと、そしてこれから先に待ち受けていることへの、心からの感謝の気持ちが読み取れる。
◆ 作品情報
ジョエル・ラファエル
『ローズ・アヴェニュー』
● 品番: SICX128
● 価格: ¥2,400+税
● 解説・歌詞・対訳付
【トラックリスト】
01. エイブラハム、マーティンとジョン
02. ストロング
03. 流れ流されて
04. 終わりなき旅へ
05. シークレッツ・オブ・ザ・ハート
06. アンダー・アワ・スキン
07. ようこそ、自分
08. グローリー・バウンド
09. アウト・オン・ア・ファイン・ライン
10. どこから、そしてどこへ
11. シエラ・ブランカの虐殺*
*日本のみのボーナス・トラック