アメリカのエンターテイメント界で4冠(アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞、エミー賞)を受賞しているワン・アンド・オンリーのラッパー、コモン(Common)が3年ぶりで通算12枚目のアルバム『レット・ラヴ』を8月30日にリリース(日本盤は9月4日発売)すること発表、プリオーダーがスタートし、収録曲の「ヘラクレス ft. Swizz Beatz」も急遽デジタル配信がスタート、ミュージック・ビデオも公開になった。
(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
「Hercules feat. Swizz Beatz」 ミュージック・ビデオ
“Hercules” feat. Swizz Beatzでは、Swizz Beatzからのソウルフルなバッキング・ヴォーカルの間にコモンならではの鋭いワード・プレイを展開。そしてCarrick Moore Gerety [ex:Weezerの「テイク・オン・ミー」など手がける]が監督するミュージック・ビデオは、コモンがiPhoneに向かってラップする間に、監視カメラに引っかかったコンビニ強盗を阻止する といった内容でVince Staplesがレジ係としてカメオ出演している。
今回のアルバムは、2016年にリリースされたアメリカ国内のおける黒人による黒人差別や犯罪、ギャングなどの問題を掲げたアルバム『Black America Again』以来3年ぶりとなる作品で、今年5月に出版された最新著書”Let Love Have The Last Word”から多大なインスパイアを受けた作品。
プロデュースを手掛けるのは、オーガスト・グリーンでも一緒で厚い信頼を寄せているカリーム・リギンズを中心に同じくオーガスト・グリーンに参加していたバーニス・トラヴィスとサモラ・ピンダーヒューズ。
フィーチャリング・アーティストも、Daniel Caesar, Jill Scott, Leon Bridges, Swizz Beatz, Leikeli47, BJ The Chicago Kid, Dwele, A-Trakなどと超豪華ラインナップとなっている。
コモン自身による本作品『レット・ラヴ』に関するコメントも届いている。
「音楽は、私の想像をはるかに超えた次元で自分自身を表現する方法を私に与えてくれました。曲を書く過程で、私は自分のことを知り、日常の生活では言えないようなことを表現します。創造の海に飛び込むことで神とつながり、自由を得、本当の自分に導かれるのです。このアルバムは、私がこれまで書いたことのないことについて書くための道を与えてくれた5月に出版した著書“ Let Love Have The Last Word” にインスパイアされたものです。そのことが、私をより深くに行くことを余儀なくさせました。その本の中で、私はとても多くのことを打ち明けてしまったため、音楽の中で、生の、個人的な、さらに精神的な場所に行かなくてはならなくなったのです。制作面では、音楽には深さ、魂(ソウル)、そして次元 が必要だということを知っていました。私はミュージシャンシップとライヴ・ミュージックが私たちにもたらすものの精神を望みましたが、そのためには粋でしっかりした基盤が何か必要でした。だからこそ、私はカリーム・リギンズ、サモラ・ピンダーヒューズ、そしてバーニス・トラヴィスに参加してもらうように依頼しました。私は彼らがギャング・スターからレディオヘッドまで行く歓声と才能を持っていて、 なじみのあるソウルとサウンドを保ちながら新しいものを創ることができることを知っていました。新しいと言えば、このアルバムを制作するにあたって、久しく感じていなかった新しさがありました。 これはおそらくこれが、私の人生における真実であり、最も脆弱だと感じているからでしょう。だからこそ、新しい私は新しいことについて書くこともできたのだと思います。もしくは、音楽以外のアートにおけるアーティストとしての様々な経験により、自分の音楽へのアプローチの新しい視点と方法を持てたのかもしれません。もしくは、カリーム、サモラとバーニスがとても新鮮なサウンドを作ってくれたおかげで私を新たなステージに連れていってくれたのか、私がただ音楽を死ぬほど愛しているからなのか。
そして、『レット・ラヴ』では、このようなリコミット、生まれ変わり、再愛することが一言で言うならば実を結ぶようになったのです。音楽は、私のクリエイティヴな生活の起源であり、自分自身のすべてを再び音楽に捧げることで、自分は満たされ、なんと表現していいか分からないほどの素晴らしさ、喜びを超えるものを感じています。私のチームは、「あなたは本を中心にした音楽活動をすべきです。」と言いますが、私は本からそのエネルギーだけを取り出し、他のことには一切とらわれずに、自分の芸術性に集中して取り組みました。映画やコマーシャルやパーティ(もともとそんなに行きませんが)にも出ずに、音楽だけに取り組んだのです。ですから、このアルバムはこの旅の頂点なのです。神が私たちに与えてくれた最も素晴らしい贈りもの=音楽 への私の情熱、神聖な愛の集大成なのです。」
◆ リリース情報
コモン『レット・ラヴ』
Common / Let Love
● 発売日:2019年9月4日(水)日本盤発売 ※デジタル&輸入盤:8月30日(金)発売
● 品番:UCCO-1212
● 価格:¥2,700(税込)
<トラックリスト(予定)>
01.グッド・モーニング・ラヴ ft. サモラ・ピンダーヒューズ
Good Morning Love ft. Samora Pinderhughes
02. HER Love ft. ダニエル・シーザー
HERラヴ ft. Daniel Caeser
03. ドゥウェルズ・インタールード
Dwele’s Interlude
04. ヘラクレス ft. スウィズ・ビーツ
Hercules ft. Swizz Beatz
05. フィフス・ストーリー ft. レケイリ―47
Fifth Story ft. Leikeli47
06. フォーエヴァー・ユア・ラヴ ft. BJ・ザ・シカゴ・キッド
Forever Your Love ft. BJ The Chicago Kid
07. リーダーズ (クリブ・ラヴ) ft. A-Trak
Leaders (Crib Love) ft. A-Trak
08. メモリーズ・オブ・ホーム ft. BJ・ザ・シカゴ・キッド、サモラ・ピンダーヒューズ
Memories Of Home ft. BJ The Chicago Kid, Samora Pinderhughes
09. ショウ・ミー・ザット・ユー・ラヴ ft. ジル・スコット、サモラ・ピンダーヒューズ
Show Me That Love You Love ft. Jill Scott, Samora Pinderhughes
10. マイ・ファンシー・フリー・フューチャー・ラヴ
My Fancy Free Future Love
11. ゴッド・イズ・ラヴ ft. レオン・ブリッジズ、ジョナサン・マクレイノルズ
God Is Love ft. Leon Bridges, Jonathan McReynolds
12. フューチャー・ラヴ
Future Love (日本盤ボーナス・トラック)