現代ジャズ・シーンを牽引する精鋭たちが最新ヒット曲を“再創造”する新プロジェクト<ニュー・マスターズ>のデビュー盤『リワークスVOL.1』(6曲入EP)のデジタル配信がスタートした。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
7月24日には日本限定フィジカルが発売となる。メンバーにはディアンジェロやコモン、エリカ・バドゥ等からの信頼もあつい新世代ジャズ・トランぺッター=キーヨン・ハロルドを筆頭に、イマニュエル・ウィルキンス(sax)、ギラッド・ヘクセルマン(g)、サリヴァン・フォートナー(key)、バーニス・アール・トラヴィス(b)、エリック・ハーランド(ds)、バシリ・ジョンソン(perc)という、いずれもライヴやレコーディングに多忙をきわめる凄腕アーティストたちが勢揃いしている。
このプロジェクトからの第1弾シングルとして3月に公開されたのは、新進ラッパー:ジュース・ワールドが放った大ヒット「ルーシッド・ドリームス」のカバーだった。スティングの名作「シェイプ・オブ・マイ・ハート」をサンプリングしたこの曲は、昨年全米シングル・チャートで最高2位を記録している。本作のためインスト用アレンジを手掛けたのは、コットンクラブ公演のため6月に来日していたニューヨーク・ジャズ界注目のギタリスト:ギラッド・ヘクセルマンで、「ジャズだけの世界から飛び出して、最近はやっている曲に触れるいい機会だった」とコメントを残している。続いてドレイクの「ゴッズ・プラン」(編曲:サリヴァン・フォートナー)、ザ・ウィークエンドの「コール・アウト・マイ・ネーム」(イマニュエル・ウィルキンス)、ケンドリック・ラマーとシザの「オール・ザ・スターズ」(バーニス・アール・トラヴィス)、チャイルディッシュ・ガンビーノ「ディス・イズ・アメリカ」(キーヨン・ハロルド)、カーディ・B「アイ・ライク・イット」(エリック・ハーランド)の再創造カバー全6曲を収録。それぞれオリジナルのストリーミング回数は平均10億回を超える大ヒット曲ばかりがセレクトされている。
ジャズが誕生して100年の歴史の中で、1920-30年代にはブロードウェイのミュージカルやハリウッド映画から時代を超えるスタンダードを世に送り出し、60-70年代はモータウンやソウルからインスピレーションを受けて反応してきた。ジャズは今も昔も新たに成長する過程で外的要素を受け入れながら変化と適応を繰り返しているのだ。このプロジェクトの発案者でありベテラン・プロデューサーのマット・ピアソンはこの企画のコンセプトについて「ジャズ界のコミュニティが現在直面している問題は、リスナーがストリーミングを完全には活用していないこと。その反面ストリーミングを使いこなしている人々の目線にはジャズが入ってこない・・・。<リワークス>のコンセプトは、この溝を埋めようというものだ。」と語る。
デジタルは24bit-96khzハイレゾも同時配信中。フィジカル・リリースは日本のみとなる。
◆ リリース情報
ニュー・マスターズ『リワークス VOL.1』
● 発売日:2019年7月24日発売(日本限定EP盤)
● 品番:SIJP229
● 価格:1800円+税
デジタル配信中 *24bit-96khzハイレゾも同時配信中
【トラックリスト】
ゴッズ・プラン feat.サリヴァン・フォートナー
コール・アウト・マイ・ネーム feat.イマニュエル・ウィルキンス
ルーシッド・ドリームス feat. ギラッド・ヘクセルマン
オール・ザ・スターズ feat. バーニス・アール・トラヴィス
ディス・イズ・アメリカ feat. キーヨン・ハロルド
アイ・ライク・イット feat. エリック・ハーランド
● パーソネル
キーヨン・ハロルド(トランペット)
イマニュエル・ウィルキンス(サックス)
サリバン・フォートナー(キーボード)
バーニス・アール・トラヴィス(アコースティックベース)
エリック・ハーランド(ドラムス)
バシリ・ジョンソン(パーカッション)
マット・ピアソン(プロデュース)