アラバマ・シェイクスのリード・ヴォーカル/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)、初のソロ・アルバム『ジェイミー』が世界に先駆け日本で先行リリースされた。アルバムからロバート・グラスパー、ネイト・スミスと共演した「13thセンチュリー・メタル」のスタジオ演奏映像が公開された。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
この曲はロバート・グラスパー(キーボード)とネイト・スミス(ドラムス)2人によるスタジオでのジャム・セッションから誕生した。ロバート・グラスパーとは 以前にイベントで会った際に「今度一緒に何かかやろうよ」と誘われたのがきっかけで今回の共演につながったという。ネイト・スミスとは面識がなかったものの、ネット上で演奏する彼のプレイに惹かれたブリタニーからアプローチをしたのだそうだ。ミックスはアラバマ・シェイクスの2ndアルバム『サウンド&カラー』も担当しグラミー賞を受賞したショーン・エヴェレットが手掛けている。彼について「ショーンはとっておきの秘密兵器みたいな存在。彼は最高だわ。伝説的なエンジニアだし、私と同じ音楽的言語を話す人。一緒に音楽を作っていて本当に楽しい。そして私に冒険させてくれる。彼と一緒にいると、子供に戻ったような気分になれて、やりたいことは全部トライできるのよ」と絶賛する。この新作『ジェイミー』でアラバマ・シェイクスの時は違う色合いの声を披露しているブリタニー。「とにかくバンドの時とは違う。これまですごく幅広いタイプの音楽を聴いてきたし、今回は曲ごとに自分が伝えたいことを伝える上で一番説得力がある声、それを伝えるために必要な声を、自分の中から引き出したの。型にはめないようにして」と語っているが「13thセンチュリー・メタル」でも “我々は皆兄弟姉妹”、と全人類に対して語り掛けるような壮大なスケール感で歌っている。
ブリタニーのソロ・デビューとなる本作のタイトル“ジェイミー”は、ブリタニーの姉の名前から付けられている。ピアノの手ほどきや詩の書き方を教えてくれた4歳年上だった姉ジェイミーは、病気のため13歳の若さでこの世を去った。6月25日に公開された新譜からの第1弾シングル「ヒストリー・リピーツ」のジャケットには、幼少時のブリタニーとジェイミー姉妹の写真が使われている。バンド・メンバーにはアラバマ・シェイクスの盟友ベーシスト=ザック・コックレル、現代ジャズ・シーンを牽引するロバート・グラスパーと凄腕ドラマー=ネイト・スミス、アラバマ・シェイクスのサポート鍵盤奏者ロイド・ブキャナンやポール・ホートン、ボン・イヴェールのロブ・ムース、トラック5にはノラ・ジョーンズやマデリン・ペルー、メイシオ・パーカーやジョン・スコフィールド等信頼あついキーボーディスト、ラリー・ゴールディングスが参加。
現在、8月よりスタートしたソロ・デビュー・アルバムをひっさげての北米・ヨーロッパ・ツアーの真っ最中で、9月19日ミネアポリス、20日シカゴ、22日トロント、24日ニューヨーク:ビーコン・シアター、25日ボストン:ハウス・オブ・ブルース、27日フィラデルフィア:フィルモアでの公演が予定されている。
◆ 作品情報
『ジェイミー』(Jaime)
● 品番:SICP6199
● 価格:\2400+税
<トラックリスト>
01. ヒストリー・リピーツ
02. ヒー・ラヴス・ミー
03. ジョージア
04. ステイ・ハイ
05. トゥモロー
06. ショート&スウィート
07. 13 th センチュリー・メタル
08. ベイビー
09. ゴート・ヘッド
10. プレゼンス
11. ラン・トゥ・ミー