King Of Pop、マイケル・ジャクソンがこの世を去ったとき、まだ小さかった女の子を覚えているだろうか?とても可愛らしい女の子で、マイケルの娘、ということだった。1998年生まれで、マイケルの実の娘、パリス・ジャクソンだ。
マイケルが亡くなった2009年当時は、まだ11歳だったが、もう22歳の大人になった。これまで女優やモデルとしても活躍してきたが、ついにミュージシャンとしてもデビューを果たした。
「let down」のビデオでは、いきなり目から涙を流しており、鼻ピアスもなかんかインパクトがある。
どんな楽曲なのか?マイケルに通じるものはあるのか?アルバム「wilted」がすでにリリースされており、興味がそそられるところだが、音を聞いて素直に驚いた。
というのも、エレクトロ・サウンド全盛のこの時代にあって、フォークやルーツミュージックをベースにしているようなサウンドなのだ。
それは父親のマイケル・ジャクソンからはかなりかけ離れてるだろう。
曲の長さも11曲中8曲が4分以上と、ストリーミングに最適かされた3分以内の尺からもかなりはみ出ている。
時折かすれるその美しい歌声と、どことなく父親に似ている顔。
「彼女は一体どんな音楽を聴いて育ってきたのだろう・・・」そこに一気に興味がそそられるアルバムとなっている。そして、このサウンドに、マイケルの威光を借りるわけでもなく、音楽にまっすぐにぶつかっていく彼女の姿勢を感じる。アメリカ本国ではすでに高い評価を得ているそうだが、ここ日本ではどのように受け止められるのだろうか?
(NO.16編集部)