（情報提供： SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL）
1980年12月にリリースされ、ザ・クラッシュ（The Clash）の幅広い音楽的センスと急成長しつつあったニューヨークのヒップホップ・シーンの影響を見せつけた4作目のアルバム『サンディニスタ！』からシングルとしてリリースされた「7人の偉人(The Magnificent Seven)」。この曲はロック・グループによる初のラップ・レコードという栄誉を得たものの、これまでオフィシャル・ビデオが存在しなかった。
（Photo: Pennie Smith）
「7人の偉人」の新作ビデオ・クリップは映画監督のドン・レッツが撮影・編集したもので、ザ・クラッシュ(ジョー・ストラマー、ミック・ジョーンズ、ポール・シムノン、トッパー・ヒードン)が「ザ・トゥモロー・ショー・ウィズ・トム・スナイダー」(ニューヨークの深夜トーク番組)でこの曲をライヴ・パフォーマンスしたときの映像とともに、彼らのニューヨーク滞在中の模様や、タイムズ・スクエア近くのボンズ・インターナショナル・カジノ(Bond’s International Casino)で17日連続行った伝説の公演をとらえた未発表映像が使用されている。
監督のドン・レッツはこう語る。
「彼らは常に時代の先を行っていた。『サンディニスタ！』は音楽が向かっていた多文化的な方向性を示し、ザ・クラッシュの偉大たる所以は、21世紀の若者たちにも認められ通用するものがある」。
「7人の偉人(The Magnificent Seven)」
＜ ザ・クラッシュ プロフィール ＞
1976年にウェスト・ロンドンで結成されたザ・クラッシュは、イギリスのパンク・ムーヴメントから飛び出してきた中で最も影響力のあるバンドである。’77年～’82年の間に『白い暴動(The Clash)』(’77年)、『動乱(獣を野に放て)(Given ‘Em Enough Rope)』(’79年)、『ロンドン・コーリング』(’79年、2枚組)、『サンディニスタ！』(’80年、3枚組)、『コンバット・ロック』(’82年)と5作ものアルバムを発表。黄金期のラインナップはジョー・ストラマー(vo/g)、ミック・ジョーンズ(vo/g)、トッパー・ヒードン(ds)、ポール・シムノン(b)。