洋楽情報・来日アーティスト・セレブファッション情報なら ナンバーシックスティーン

Dilemma

Artist Celeb News Column NO.16 Editor2 Tweet

[コラム] クリス・レアの名曲、まさかの理由でトレンド入り

NO.16編集部コラム


ラジオや街中にはクリスマス・ソングが溢れかえっている。しかし、日本を含め、世界中でコロナウイルスの感染が再拡大している。特にイギリスでは、感染力が強まった変異種まで見つかっているということで、このパンデミックがまさかここまで続くことになるとは、今年の初めには思いもよらなかったのではないだろうか。

そんなイギリスのSNSでトレンドに入って「しまった」のが、ミドルズブラ出身のシンガーソングライター、クリス・レアの名曲、「Driving Home For Christmas」だ。

この曲は1988年にリリースされたクリスマスソングで、車で愛する人のもとへ帰る、という内容なのだが、イングランドではコロナウイルスに対してこれまで3段階の警戒レベルを設定していたが、今回、その上にレベル4が設定された。これは「自宅待機」で、このレベル4に指定された地域は、ロンドンなどで、他の世帯と屋内で会うことが禁じられルため、親族が集まってクリスマスを祝うということができなくなった。

この政府の決定に対して、クリス・レアのDriving Home For Christmasを引き合いに出して不満をネット上に発信する人が続々と出てきたのである。

「クリス・レアのクリスマスソングはいま、マジでキツイ」とか「クリス・レアはUターンしてる」とか、動画や写真なども使って、クリスマスなのに親族で集まれてない現状を嘆いている。

しかし、クリス・レアも、「Driving Home For Christmas」も、まさかリリースから32年後のクリスマスが、こんなことになっているかなんて、予想だにしかなっただろうに・・・ただ、それだけイギリスでは、このクリスマスソングが定番として市民の耳に馴染んでいる、ということなのだろう。喜んでいいのやら、難しいところだが、本人に聞いてみたいところである。

もちろん、日本も対岸の火事では済まされない。新規感染確認者は増加傾向を示しており、クリスマスが終われば年末年始がやってくる。日本は年末年始を地元や実家で過ごす文化が根強い。なるべく移動しないように、という通達は出ているものの、感染防止対策をした上で帰省する人もいるだろう。2021年は、自由に人にあったり、食事を楽しんだり、何よりライブを見に行くことができるようになって欲しいものだ。

日本ではまだイギリスほど強い措置が取られていないが、感染対策はしっかり取りつつも、クリスマス・ソングをBGMにして大人数ではないけれどクリスマス・ムードを楽しんで行きましょう。ぜひ、そのBGMの中に、クリス・レアのDriving Home For Christmasを入れて、心をほっこりさせて欲しい。

(NO.16編集部)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です