(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
アラバマ・シェイクスのリード・ヴォーカル/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)が、今年1月にハリウッドにある老舗イーストウエスト・スタジオで録音したばかりの2曲をSpotify 限定シングルとして配信した。
公開されたのは、初のソロ・アルバム『ジェイミー』からの「ステイ・ハイ」ライヴ・ヴァージョンと、ジョージ・クリントン率いるファンカデリックの「ユー・アンド・ユア・フォークス、ミー・アンド・マイ・フォークス」カバー。
「ステイ・ハイ」はアルバムからのリード・シングルで、全米アダルト・オルタナティヴ・ソング・チャートで1位を記録(2019/10/12付)。ブリタニー本人と父親がカメオ出演したミュージック・ビデオも話題となった。
「ユー・アンド・ユア・フォークス、ミー・アンド・マイ・フォークス」は1971年に発表されたファンカデリックのサード・アルバム『マゴット・ブレイン』からのナンバー。ブラック・ロック・パワー溢れるこの名曲を、ブリタニー持前のソウルフルな歌唱で聴かせる。
ブリタニー・ハワードとして初のソロ・アルバム『ジェイミー』は、米ラジオ局NPR年間ベスト・アルバム第1位、NYタイムズ紙年間ベスト・アルバム第2位、Pitchfork誌やRolling Stone 誌等の年間ベスト・アルバムに選ばれている。日本においても第34回日本ゴールド・ディスク大賞で「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」「ベスト3ニュー・アーティスト」(洋楽)の2部門を受賞した。
第62回グラミー賞では第1弾シングル「ヒストリー・リピーツ」が最優秀ロック・パフォーマンスと最優秀ロック楽曲賞の2部門にノミネートされた。また、中止が発表された開催50周年目となるはずだった6月の「グラストンベリー 2020」にも出演が予定されていた。
アルバム・タイトル“ジェイミー”は、ブリタニーの姉の名前。ピアノの手ほどきや詩の書き方を教えてくれた4歳年上だった姉は、病気のため13歳でこの世を去った。第1弾シングル「ヒストリー・リピーツ」のジャケットには、幼少時のブリタニーとジェイミー姉妹の写真が使われている。バンド・メンバーにはアラバマ・シェイクスの盟友ベーシスト=ザック・コックレル、現代ジャズ・シーンを牽引するロバート・グラスパー、凄腕ドラマー=ネイト・スミス、アラバマ・シェイクスのサポート鍵盤奏者ロイド・ブキャナンやポール・ホートン、ボン・イヴェールのロブ・ムース、ラリー・ゴールディングスが参加している。