(情報提供: BEATINK)
(Photo by Driely S.)
新たな3ピースバンド、マズ (Muzz) が〈Matador〉から6月5日にリリースするデビューアルバム『Muzz』から「Bad Feeling」のライブ映像を公開した。マズは、インターポールのポール・バンクス、フォークグループのボニー・ライト・ホースマンのメンバーとしても知られるプロデューサーでマルチ奏者のジョシュ・カウフマン、ジョナサン・ファイアーイーターとザ・ウォークメンのドラマーで、フリート・フォクシーズのツアーバンドメンバーでもあるマット・バリックで構成される。
マズは、4月始めに匿名でシングル「Bad Feeling」をSoundcloudで公開しており、米音楽メディアStereogumはこの曲について「曲が進むに連れて美しさの層が重ねられていく、驚くほどゆるくて控えめなインディー・トラック」と評価するなど業界内で話題となっていた。今回バンクスはエディンバラ、カウフマンはNYブルックリン、バリックはフィラデルフィアとそれぞれの自宅から録音した。新型コロナウイルスの影響で自宅待機を余儀なくされているため自宅にあるもののみを使いシンプルな構成ではあるものの、アルバムのサウンドとは全く異なるバージョンとなっておりオーガニックなアコースティックサウンドを楽しむことができる。
Muzz – Bad Feeling (Acoustic)
Muzz – Bad Feeling
バンクスとカウフマンは10代の頃からの友人で、海外で同じ高校に通い、進学のために別々にNYに移った。2人はNYでそれぞれ音楽サークルで活動していた中で、別々の縁からバリックと知り合うこととなり、数年後には3人で連絡を取り合っていた。バリックはバンクス・アンド・スティールズでドラムを叩き、カウフマンのセッションでも何度かドラムを叩いた。カウフマンは、バンクスによる初期のソロプロジェクト、ジュリアン・プレンティの手助けをするなど、3人はスタジオを共同で購入してこれまでに様々なデモでコラボレーションしてきたが、遂にトリオとして音楽を作る機会が実現された。
今回発表されたセルフタイトルのデビューアルバムは、この3人が作曲、アレンジ、演奏を手掛けておりダークでありながらきらびやかで、ソウルフルな作品となっている。マズが今後どの音楽的方向性に行ったとしても、彼らはあたかも簡単に、そして最大限のエモーショナルなパワーとともに新たな音楽を生み出し続けるだろう。
◆ リリース情報
label: Matador / Beat Records
artist: MUZZ
title: Muzz
release date: 2020/06/05 FRI ON SALE
国内盤CD OLE1458CDJP ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説書・歌詞対訳封入
<トラックリスト>
01. Bad Feeling
02. Evergreen
03. Red Western Sky
04. Patchouli
05. Everything Like It Used To Be
06. Broken Tambourine
07. Knuckleduster
08. Chubby Checker
09. How Many Days
10. Summer Love
11. All Is Dead To Me
12. Trinidad
13. Patchouli (Instrumental) *Bonus Track for Japan