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ビル・フリゼール、ニュー・アルバムからの先行配信曲「勝利を我等に」を解禁

BILL FRISELL


(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

現代ミュージック・シーンの重鎮ギタリスト、ビル・フリゼール(Bill Frisell)が8月14日に新アルバム『ヴァレンタイン』をリリースすることが発表された。それに伴い、先行配信曲の「勝利を我等に」(原題:We Shall Overcome)が解禁され、プレオーダーがスタートした。

ビル・フリゼール、ニュー・アルバムからの先行配信曲「勝利を我等に」を解禁
(Photo: Monica Jane Frisell)

昨年ブルーノートに移籍後、初となるアルバム『ハーモニー』を発表したビル・フリゼールだが、今回の新作は待望のトリオでの作品となる。ジャズとアメリカーナを基軸にしたヴォーカルを取り入れた前作とは異なり、今回は彼のテクニックを存分に堪能することができる正統派インスト曲がメイン。定期的に来日公演も行い、幾度となくファンたちを魅了してきた彼のギターとトリオのハーモニーが光る作品に仕上がった。

トリオのメンバーは、ここ数年、フリゼールとツアーを共にし、昨年にはNYで“ジャズの聖地”と呼ばれるジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードのステージをも共にしたトーマス・モーガン(ベース)、ルディ・ロイストン(ドラムス)。本作はフリゼールが切望してレコーディングに至り、彼は「このアルバムは、ルディとトーマスと、そして私と彼らの音楽を通して築いた関係性のすべてです。」「ここ数年、一緒に演奏をしてきたが、それを証明するものが何もなかった。だから、録音して残したかったんだ。彼らとの演奏が私の空想の中でマジカルなものではなく、リアルなものだと証明したかった。」と語る。
アルバムに収録した楽曲は、彼らが何度も一緒にプレイをしてきたファンには耳馴染みのものから、一度しか演奏したことがないものまで様々。長年共にツアーを巡っていたからこそ「新鮮さ」を大切にしたと言う。プロデュースを務めるのはこれまでもフリゼールのアルバムを多く手がけてきたリー・タウンゼンド。フリゼールが最も信頼しているメンバーと織り成す渾身のアルバムとなっている。

■アーティスト・バイオ

1951年3月19日生まれ。米・メリーランド州ボルチモア出身の現代ミュージック・シーンの重鎮ギタリスト。

14歳でギターを始め、83年にアルバム・デビュー。50点を超えるリーダー作を発表する一方で、エルヴィス・コステロ、ポール・サイモン、ジョン・ゾーン等、多数の才人とコラボを展開。アメリカーナを基盤にした情緒溢れるギタープレイから、NYのアンダーグラウンド・ミュージックまで、様々な音楽シーンの最前線を常に走り続けいる。あらゆるアーティストからリスペクトされる唯一無二の天才ギタリストで、彼のカタログ作品はダウンビート誌が選ぶ“The best recorded output of the decade”に選出されている。

2017年には彼にフォーカスを当てた、ドキュメンタリー映画『Bill Frisell: A Portrait』がSXSWで上映され、2019年には日本でも劇場公開されたニューヨークにある手造りギター店に焦点を当てた映画『カーマイン・ストリート・ギター』に出演。バークリー音楽院の名誉博士号も授与されている。

◆ リリース情報

ビル・フリゼール
『ヴァレンタイン』

● 発売日:2020年8月14日 (SHM-CD)
● 品番:UCCQ-1127
● 価格:\2,860 (TAX IN)

ビル・フリゼール、ニュー・アルバムからの先行配信曲「勝利を我等に」を解禁

<トラックリスト>
01. ババ・ドゥレイム / Baba Drame
02. アワー・グラス / Hour Glass
03. ヴァレンタイン / Valentine
04. レヴィース / Levees
05. ウィンター・オールウェイズ・ターンズ・トゥ・スプリング / Winter Always Turns to Spring
06. キープ・ユア・アイズ・オープン / Keep Your Eyes Open
07. ア・フラワー・イズ・ア・ラヴサム・シング/ A Flower is a Lovesome Thing
08. エレクトリシティ / Electricity
09. ワゴン・ホイール / Wagon Wheels
10. アント・マリー / Aunt Mary
11. 世界は愛を求めてる / What the World Need Now is Love
12. ホエア・ドゥ・ウイ・ゴー? / Where Do We Go?
13. 勝利を我等に / We Shall Overcome

* 日本盤ボーナス・トラック収録予定