(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
オーストラリアが生んだコンポーザー兼インストゥルメンタル奏者ルーク・ハワード(Luke Howard)の最新アルバム『All That Is Not Solid』のリリースが7月30日に決定した。アルバムからの先行トラック「Abstract Mathematics」は現在デジタル配信されている。
アルバムタイトルは作曲家であり学者のデヴィッド・トゥープの「固体ではない全ての物」を引用。メルボルンのクラシック音楽の会場『テンポ・ルバート』で4週間にわたって行われたコンサートを録音。
先行トラック「Abstract Mathematics」についてルークは、「〈Abstract Mathematics〉はアルバムを作り上げる一連の即興演奏の最初の1曲だ。そこからは明らかなフィリップ・グラスとキース・ジャレットの影響が聴こえ(そうだといいのだが!)、同時に、それは僕だけのパーソナルな”何か”だ。この曲で、まず耳に飛び込んでくるのは、102鍵のスチュアート&サンズのピアノが奏でる豊かな倍音だろう。おそらく、今日オーストラリアで作られている唯一のピアノで、美しいオーストラリア産の木材を使用している」と語っている。
常に動き、チャレンジを続ける、この革新的なミュージシャンの未来がいかなるものであろうとも、一つ確かなのは『All That Is Not Solid』が放つ美しさ、その驚異だ。即興で瞬間をとどめたアルバムではあるが、そのためには何年もの経験がなければ、絶対に達成し得ないアルバム。ルーク・ハワード自身、そして彼の音に耳を傾けようと思う者、どちらをも自由にする1枚となることだろう。
◆ シングル情報
ルーク・ハワード
「Abstract Mathematics」