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[コラム] ブランディー、トニ・ブラクストン、ダヴズ、ハム・・・懐かしい!

NO.16編集部コラム


Spotifyのニューリリースものをチェックするのは、日課のようになっているのだが、ここ最近、懐かしいアーティストの名前をちらほら見かけるのだ。おそらく、40歳前後のリスナーであれば、分かるであろうバンドやシンガーの名前が、よく目に付く。

例えば・・・Brandy。Brandy & Monica名義でリリースした「The Boy Is Mine」。

これがヒットしたのが1998年。それ以来、BrandyもMonicaもちょいちょい名前は見ていたが、日本ではヒット曲というのは生まれなかったように思う。そんな中、7月31日にニューアルバム「B7」をリリースした。サウンドは、これまたオーソドックスなR&Bサウンドだ。

派手なサウンドプロデュースはあまりなく、彼女の歌声がしっかり堪能できる。また、チャンス・ザ・ラッパーやダニエル・シーザーなど、最近のアーティストもしっかり手を組んでいる。さらには、リモートでリスニングパーティを開催するなど、しっかり時代に馴染んでいる。ただ、今の日本ではやはりヒットしづらいサウンドなのかな、と感じてしまう。

続いて、こちらも90年代〜2000年代にかけて全盛期を誇ったToni Braxton。「He Wasn’t Man Enough」「Spanish Guitar」「Breathe Again」といった90年代のヒット曲が挙げられる。その後も、コンスタントにアルバムをリリースしてきているが、やはりヒット、とまではいかず、名前を見たときはつい「懐かしい〜」と感じてしまった。7月31日に「Dance」という曲をリリースしているが、こちらは軽快なダンスナンバー。

もちろん艶やかな彼女の歌声は健在だ。90年代のハウスリミックスのようなテイストのサウンドだ。

そして、イギリスのバンド、Doves。

2000年に1stアルバムをリリースし、2010年ごろまでは精力的に活動していたが、それ以降、アルバムのリリースは途絶えていた。個人的にも2002年のアルバム「The Lost Broadcast」がお気に入りのバンドだ。

彼らもシーンにカムバックした。すでに今年に入って4曲のシングルをリリースしていることから、アルバムのリリースも間も無くだろう。無事、リリースとなれば10年ぶりとなる。

個人的に大ヒットだったカムバック案件は、ちょっと前になるが、アメリカのバンドHumが新作を出したことだ。結成は1989年。グランジの流れを持つオルタナバンドだ。1995年の3rdアルバム「You’d Prefer An Astronaut」が彼らにとっての代表作だが、最後のアルバムリリースは1998年。20年以上、音沙汰がなかったわけだが、今年の6月に突然、Bandcamp上でニューアルバムをリリースしたのだ。

どうやら2000年に一度バンドは解散し、2015年に再結成していたそうだ。とはいえ、22年ぶりのアルバム、というのはかなりインパクトがある。しかし、これがいい!!最近は、彼らのようなヘヴィロックといのはなかなかヒットに結びつかない傾向もあり、また、Hum自体もそこまで日本で認知があったわけではないだろうから、今回の復活劇も日本ではひっそりと進んだ感がある。

ゴリゴリのディストーションに、シンプルなドラム、野太いヴォーカルの声と、ザ・アメリカン・ロック、というような音だが、この22年のいろいろな感情や思いもあるのだろう、メロディラインは洗練されたように感じる。全8曲と曲数は少なめだが、4分台の曲が1曲しかなく、8分以上の曲が4曲もある。やはり、心に溜まっていたものがあるのだろう。ぜひ一度でいいいので受け止めてみてほしい!!

(NO.16編集部)

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