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[コラム] 第64回グラミー賞ノミネートが発表

NO.16編集部コラム


来年1月に授賞式が行われる、第64回グラミー賞のノミネートが発表された。コロナ禍で2度目となるグラミー賞となる。

主要4部門を見てみると、オリヴィア・ロドリゴが4部門全てにノミネートを果たした。ビリー・アイリッシュ以来となる、4部門制覇がなるのか、ここは注目だ。そのビリー・アイリッシュも、Best New Artist以外の3部門にはノミネートされており、依然としてそのサウンドの注目度の高さを伺わせる。他にも、ジャスティン・ビーバー、ドージャ・キャット、リル・ナズXが主要4部門中3部門にノミネートされている。

一方で、世界的なヒットとなったBTSだが、「Butter」が「最シュシュポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされたが、主要4部門にはノミネートされなかった。全米シングルチャートで通算10週に渡って1位を獲得した楽曲に対してのこの扱いに関しては、海外メディアも少なからず疑問の声を上げている。せめて受賞を果たしてほしいと切に願う。

さて、今回のグラミー賞の授賞式では、”インクルージョン・ライダー”が組み込まれることtなっている。この”インクルージョン・ライダー”とは、俳優のフランシス・マクドーマンドのアカデミー賞授賞式におけるスピーチがきっかけで広まった言葉で、あらゆる水準で平等やインクルージョンを実現するためのもの、とされている。以前からグラミー賞では(アカデミー賞もそうだが)、ジェンダーや人種の偏りがある、と指摘され続けているのは、ご存知の方も多いだろう。各エンターテインメントのアウォードは、なんとかこうしたイメージを払拭しようと様々な取り組みを急速に進めている。今回の取り組みもそうした世間の声、またアーティストからの声をなんとか受け止めようと(もしくは回避しようと)した、”改善”には他ならないだろう。ただ、今回のBTSが1部門しかノミネートされなかったことや、前回のグラミー賞の主要4部門受賞者を見てみると、全てが女性という、変な疑問を抱かれるようなことにならなければいいのだが(去年の巣用4部門受賞者が”女性だから”という理由で選ばれたわけではないはずである)。

もちろん、リル・ナズ・Xのように、自身のセクシャリティをオープンにしたことでヒップホップ界からも厳しい声を受けたアーティストが主要4部門のうち3部門でノミネートされていることも注目したい。

「音楽」をはじめ、エンターテインメントは、「共通言語」として、世界中の人を楽しませ、心を一つに繋げることができるモノであると思う。それは、このコロナ禍において、より強く感じられるようになったと思う。一方で、コロナ禍の影響で「分断」というのも如実に現れる結果となってしまったのも事実だ。こういった状況だからこそ、エンターテインメントは、表現する人、受け止める人双方にとって、正直であってほしいと願う。

(NO.16編集部)

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