(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)が、コロナ禍の日々を生きる全ての人々に捧げた最新アルバム『ソングス・オブ・コンフォート・アンド・ホープ』から「ロンドンデリー・エア」の演奏映像を公開した。ピアノはキャサリン・ストットが演奏している。
ヨーヨー・マは、全世界にパンデミックの緊張が広がりアメリカでも自由な移動が制限されるようになった約1年前の2020年3月「ドヴォルザーク:家路(Going Home)」の演奏動画を投稿した。そのパフォーマンス映像は瞬く間に拡散し、1800万回視聴された。そして、かつて経験したことのない状況下で先の見えない不安と孤立感にさいなまれる世界中の人々に安らぎと希望をもたらす曲を届けるべく盟友キャサリン・ストットをピアノに迎え、全21曲のレコーディングを行った。
「楽曲とは感情の入った小さなタイムカプセルです。長い間忘れていた夢や願望、活き活きとした気分、楽観、そして調和が込められることがあるんです」とヨーヨー・マは語っており、アルバムには「ドヴォルザーク:家路」等クラシック名曲のみならず 「アメイジング・グレイス」「虹のかなたに」や「オール・マン・リバー」ほかジャンルを超え人々に歌い継がれてきた名曲の数々が収録されている。時を越えて聞くものを勇気づけてきたこれら希望の旋律をヨーヨー・マが録音するのはこれが初となる。ヨーヨー・マは#SongsOfComfort(ソングス・オブ・コンフォート)としてSNSにボストンの自宅からの演奏映像の公開を続けている。
ピアニストのキャサリン・ストットの出会いは1978年に遡り、1985年から2人はレコーディングでも共演。これまでも数多くのアルバムを発表し、その中にはグラミー賞を受賞した『ヨーヨー・マプレイズ・ピアソラ』『オブリガード・ブラジル』(最優秀クラシカル・クロスオーバー・アルバム部門)も含まれる。2人がタッグを組むのは2015年発表『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』以来。
◆ 作品情報
ヨーヨ・マ
『ソングス・オブ・コンフォート・アンド・ホープ』
● 品番:SICC30572(BSCD2)
● 価格:\2600+税
<トラックリスト>
01. アメイジング・グレイス~プレリュード(伝承)
02. オール・マン・リヴァー(「ショウ・ボート」より~ジェローム・カーン&オスカー・ハマースタイン2世)
03. シェナンドー(伝承)
04. 家路(ドヴォルザーク)
05. ユダヤの歌(ブロッホ)
06. ここは素晴らしい場所(ラフマニノフ)
07. モスクワ郊外の夕べ(ソロヴィョフ=セドイ&マトゥソフスキー)
08. 虹のかなたに(「オズの魔法使」より~ハロルド・アーレン)
09. 屋根から落ちる雨粒(ウー・トン)
10. 無言歌 作品109(メンデルスゾーン)
11. ファンタジア・オン・ワルツィング・マチルダ(H.スドローリグ)
12. スカボロー・フェア(伝承)
13. ソルヴェイグの歌(「ペール・ギュント」~グリーグ)
14. 愛の小径(プーランク)
15. マリエッタの歌(「死の都」より~コルンゴルト)
16. トゥラ・ババ(アフリカ、ズールー伝承)
17. 夏の名残のばら(ブリテン)
18. ロンドンデリー・エア(ダニー・ボーイ)(伝承/クライスラー編)
19. 人生よありがとう(ビオレータ・パラ)
20. また会いましょう(R.パーカー&H.チャールズ)
21. アメイジング・グレイス~ポストリュード(伝承)
演奏:ヨーヨー・マ(チェロ)&キャサリン・ストット(ピアノ)
録音:2020年 マサチューセッツ、メカニクスホール