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ピンク・フロイド 新作『ライヴ・アット・ネブワース』をリリース

PINK FLOYD


(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)

ピンク・フロイド(Pink Floyd)の伝説のコンサートの一つ、1990年のネブワース・コンサートでのライヴを完全収録した『ライヴ・アット・ネブワース』が、CD、アナログ(180g重量盤/45回転2枚組)、デジタル版により全世界同時リリースとなった。

ピンク・フロイド 新作『ライヴ・アット・ネブワース』をリリース
(Photo: Pete_Still)

◆ 『ライヴ・アット・ネブワース』特設サイト

https://www.110107.com/pinkfloyd_KNEBWORTH

コンサートのラストを飾る名盤『ザ・ウォール』収録の「ラン・ライク・ヘル」のライヴ映像も公開され、光の洪水のような照明、最後には大円形スクリーンが爆発し、ステージ後方からの花火の嵐と、ピンク・フロイドの真骨頂“光と音の大スペクタクル・ショー”を堪能できる映像となっている。

icon-youtube-playPink Floyd – Run Like Hell (Live at Knebworth 1990)

『ライヴ・アット・ネブワース』はデヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンによって、オリジナル・マスターテープから新たにリミックスされ、印象的なアルバムのアートワークはヒプノシスのオーブリー・“ポー”・パウエルが撮影し、ストーム・スタジオのピーター・カーゾンがデザインした“新装版”。この未発表ライヴは2019年の『レイター・イヤーズ』ボックス・セットに初めて収録されたが、単独アルバムとしてCDとアナログでリリースされるのは今回が初めてとなる。

ピンク・フロイドのネブワースでのライヴは、これまでに3曲公式発表されていたが(当時のネブワース映像作品に「クレイジー・ダイアモンド」「ラン・ライク・ヘル」、CDに「コンフォタブリー・ナム」と「ラン・ライク・ヘル」を収録)。今回遂に、その時に演奏された全7曲がコンプリート収録となる。

【ネブワース・コンサートについて】

1990年6月30日にイギリス南部ハートフォードシャーのネブワース・ハウスで開催されたネブワース・コンサート(シルバー・クレフ・アワード・ウィナーズ・コンサート)は、若者への音楽療法を行うイギリスのチャリティ団体ノードフ・ロビンス(Nordoff Robbins)が主催し、イギリス音楽界への貢献を称えて与えられる「シルバー・クレフ賞」の受賞者たちが出演したチャリティ・コンサートで、この年はピンク・フロイドの他、ポール・マッカートニー、ダイアー・ストレイツ、ジェネシス、フィル・コリンズ、マーク・ノップラー、ロバート・プラント(とジミー・ペイジ)、クリフ・リチャード、エリック・クラプトン、ティアーズ・フォー・フィアーズといった錚々たるロック・レジェンド達が参加。ピンク・フロイドがヘッドライナーを務め、彼らにとっては『鬱』ツアーの最終公演となるものだった。約12万人を動員したこのコンサートの収益金は、BRITスクール(英国政府がパフォーマンス・アートとメディア教育のために1991年に設立した学校)設立のために寄付され、コンサートの模様は当時MTVにより全世界で放映された。

ノードフ・ロビンス会長のデヴィッド・マンズ(David Munns)はこのイベントについてこう語っている。

「ネブワース・コンサートは、ノードフ・ロビンス、BRITトラスト、そしてBRITスクールというコンセプトに対する音楽業界のコミットメントを決定づけるひとときでした。ピンク・フロイドの素晴らしいパフォーマンスで締めくくられる夢のような1日で、調達された資金はBRITスクールを現実のものとすることができ、ノードフ・ロビンスも業務を大きく拡大することができました。ネブワースは素晴らしい出来事の1つとして歴史に残ることでしょう。音楽業界もこのイベントが達成できたものについて大いに誇るべきです」。

ニック・メイスンもこう振り返っている。

「ネブワースには特別な何かがあるんだ。’70年代にあそこでプレイしたのは僕たちにとって今でもいい思い出だけど、このショウに対する思いも何ら変わらない。ノース・ロンドンの少年にとってはほとんどホーム・ゲームみたいなものだったけど、1年を優に超えた特大規模のツアーの後で再結集できたのはさらに嬉しいことだったんだ。それから、この時は素晴らしいキャンディ・ダルファーと共演できた機会でもあった。僕はそのかなり前から彼女のファンだったんだ。もっと彼女を活用する機会がなかったのはとにかく勿体なかったね。大切な友人のマイケル・ケイメンにもゲスト出演してもらったんだ。マイケルはそれまでの10年間、ピンク・フロイドに本当に多くの貢献をしてくれた。彼の何らかの演奏が収録できたのは素晴らしいことだ」。

ピンク・フロイド(デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、リチャード・ライト)のツアー・バンドはガイ・プラット(B)、ジョン・キャリン(Key)、ティム・レンウィック(G)、ゲイリー・ウォリス(Per)、バッキング・ヴォーカルにダーガ・マクブルーム、サム・ブラウンと彼女の母ヴィッキー、そして「虚空のスキャット」のオリジナル・ヴァージョンのヴォーカリスト、クレア・トリー。また、ゲスト・ミュージシャンとして、サックス奏者のキャンディ・ダルファーとキーボード奏者でもある作曲家のマイケル・ケイメンを迎えている。

◆ 作品情報

ピンク・フロイド『ライヴ・アット・ネブワース』
PINK FLOYD/LIVE AT KNEBWORTH 1990

【CD】2021年4月30日発売 SICP6382 \2750(税込) ¥2500(税抜)

*24ページ・オリジナル・ブックレット+日本版ブックレット(解説・歌詞・対訳付)

収録曲:

1. Shine On You Crazy Diamond, Parts 1-5 クレイジー・ダイアモンド PARTS 1-5
2. The Great Gig In The Sky  虚空のスキャット
3. Wish You Were Here  あなたがここにいてほしい
4. Sorrow 時のない世界
5. Money マネー
6. Comfortably Numb  コンフォタブリー・ナム
7. Run Like Hell  ラン・ライク・ヘル

【LP】2021年4月30日発売(輸入盤)

*180グラム重量盤/16ページのブックレット付/オーディオ・クオリティを高めるために45回転でカットされた2枚組

収録曲:

Disc 1 Side A
1 Shine On You Crazy Diamond, Parts 1-5/クレイジー・ダイヤモンド(第1~5部)
2 The Great Gig In The Sky/虚空のスキャット

Disc 1 Side B
1 Wish You Were Here/あなたがここにいてほしい
2 Sorrow/時のない世界

Disc 2 Side C
1 Money/マネー

Disc 2 Side D
1 Comfortably Numb/コンフォタブリー・ナム
2 Run Like Hell/ラン・ライク・ヘル

ミュージシャン:

デヴィッド・ギルモア g/vo
ニック・メイスン ds/per
リチャード・ライト key/backing vo
ガイ・プラット b/vo
ジョン・キャリン key/vo
ティム・レンウィック g
ゲイリー・ウォリス per
ダーガ・マクブルーム backing vo
サム・ブラウン backing vo
ヴィッキー・ブラウン backing vo
クレア・トリー backing vo (「虚空のスキャット」ではlead vo)

スペシャル・ゲスト:
マイケル・ケイメン key (「コンフォタブリー・ナム」「ラン・ライク・ヘル」)
キャンディ・ダルファー sax (「クレイジー・ダイヤモンド」「マネー」)

プロデュース:クリス・キムジー(Chris Kimsey)、スティーヴ・スミス
レコーディング&エンジニアリング:マイク・フレイザー

リミックス:アンディ・ジャクソン w/デヴィッド・ギルモア (アシスタント:デイモン・イディンス)