Tokyo FM、Nack 5、Bay FM、Inter FM、Jwaveのラジオ局による洋楽のオンエア回数をナンバーシックスティーンが独自に集計。先週のTOP10はこんな感じでした!
1st GET OUT OF YOUR OWN WAY:U2
今世紀最強のU2
先週リリースされた3年ぶり14枚目のスタジオ・アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』からの1曲。このアルバムは、2014年リリースの前作『ソングス・オブ・イノセンス』と対になる作品で、各タイトルは、18世紀のイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩集“Songs of Innocence and Experience”(『無垢と経験の歌』)からインスピレーションを得ている。 アイルランドの詩人・小説家でダブリンのトリニティ・カレッジ名誉教授であるブレンダン・ケネリーがボノ(ヴォーカル)にアドバイスしたこと――「自分が死んだかのように書くのだ」――を受け、ボノの心に近い場所、家族、友人、ファンといった親しい人たち、そして自分自身に宛てた手紙の形をとった曲が収録された。このアルバムは、U2がすべて(エクスペリエンス)を注ぎ込んだ最上級のサウンドとメロディ、すべてをかけて伝えたいメッセージが込められている。イギリスの音楽誌MOJOは「今世紀最強のU2」と評している。
2nd ALWAYS ASCENDING:FRANZ FERDINAND
来日公演即日Sold Out
昨年オリジナルメンバーであるニック・マッカーシー(G, Vo)が脱退、ジュリアン・コリーとディーノ・バルドーが加入し5人組となったことを発表、その後精力的にツアーを行い新作の発表が待ち望まれていたフランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)。2013年にリリースした『Right Thoughts, Right Words, Right Action』以来、およそ4年半ぶりのニューアルバム『オールウェイズ・アセンディング』を来年2月9日にリリースすることを発表した。そしてニュー・アルバムのリリース直前、来年1月25日に新木場スタジオコーストで行われる一夜限りの来日公演のチケットは、発売開始後即ソールドアウトしている。
3th QUESTIONS:CHRIS BROWN
史上最大規模のアルバムリリース
グラミー賞を含む計40にも及ぶ数々の受賞歴を誇るスーパースター=クリス・ブラウン(Chris Brown)。先月リリースした最新アルバム『ハートブレイク・オン・ア・フル・ムーン』からの1曲。クリス史上最多ボリュームとなる2枚組45曲入りの今作には、アメリカでゴールド・ディスクを獲得した「プライバシー」や、過去レディー・ガガのバック・ダンサーも務めるなど世界で活躍中の日本人ダンサーRIEHATAもMVに出演している「パーティー feat. グッチ・メイン&アッシャー」に加え、ケヴィン・リトルの大ヒット曲「ターン・ミー・オン」をサンプリングしていることでも話題を呼び、国内iTunes R&B/SOULチャート1位を獲得したこの曲「クエスチョンズ」など、ヒット・チューンから最新楽曲までが収録されている。
4th ONE FOOT:WALK THE MOON
最新アルバムからの1曲
煌びやかな80sフレイヴァーが絶妙に散りばめられた2014年発表のシングル「シャット・アップ・アンド・ダンス」が、米ビルボード<HOT100>チャート 9週連続トップ5入り、全英チャート3週連続トップ5入り、ここ日本でもiTunesオルタナティヴ・チャートで堂々1位を獲得するなど世界的ブレイクを果たしたシンセ・ポップの雄=ウォーク・ザ・ムーン(Walk The Moon)。そのウォーク・ザ・ムーンが先週リリースした3rdアルバム『ホワット・イフ・ナッシング』に収録されいてるのがこの曲。
5th LONG LONG ROAD:PAUL WELLER
最新アルバムからの1曲
1977年にザ・ジャムで鮮烈なデビューを飾り、時代を定義付ける作品を発表、70年代から80年代のモッズ・リヴァイヴァルの中心人物として、大きな存在感を放つ。さらにその後ソウルやR&Bといった彼に影響を与えてきたサウンドを貪欲に取り入れたスタイル・カウンシルを結成、そしてそろとしても活躍を続けてきたポール・ウェラー(Paul Weller)。この曲は、今年5月にリリースされた最新アルバム「A Kind Revolution」に収録されている。
6th CAUGHT BY THE WIND:STEREOPHONICS
20年目のニューアルバム
ケリー・ジョーンズ (vocals/guitar)、リチャード・ジョーンズ (bass)、アダム・ジンダーニ (guitar)、ジェイミー・モリソン (drums)の4人組。もともとは、南ウェールズのカマーマンで幼馴染だったケリー、リチャードらによって結成されたステレオフォニックス(Stereophonics)。ゴールド・ディスクを獲得した1stアルバム『ワード・ゲッツ・アラウンド』のリリースから今年でちょうど20年。その記念すべき今年11月にリリースした10枚目のスタジオ・アルバム『スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ』に収録されいてるのが、この曲。アルバムは、勝手知ったるプロデューサーのJim Lowe(ジム・ロウ)を迎え、バンドの本拠地であるウェスト・ロンドンにて主にレコーディングがなされ、ブリュッセルにあるICP Studiosにて行われたキープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴの際のセッションなどを加えて完成された。
7th QUIT feat. ARIANA GRANDE:CASHMERE CAT
ノルウェー代表DJ
ノルウェー出身の人気DJのカシミア・キャット(Cashmere Cat)。デビュー・アルバム『9』を世界初CD化したものを日本限定で先月リリースし、それに伴い自身初の来日公演も渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催した。カシミア・キャットは、世界No.1 DJを決める大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS」で2006年~2009年の4年に渡りノルウェー代表を務めてきた実力派DJ。デビュー作『9』にはアリアナ・グランデやセレーナ・ゴメス、カミラ・カベロといったアーティストが参加していることからも、その腕前は既にワールドクラスで認められているということがわかる。来日公演では、サポートアクトとして人気若手日本人ビートメーカーのSeihoが登場。『9』にも自身がリミックスを手掛けたこの曲がボーナス・トラックとして収録されているという縁もあり、この記念すべき初来日のステージで共演が実現した。
8th NIGHT WITH YOU:MØ
初の来日公演終了
メジャー・レイザーの「リーン・オン」や「コールド・ウォーター」への客演参加で一躍注目を集めて、その唯一無二な歌声と個性的な世界観で新たなポップ・アイコンとして人気を高めている、デンマーク出身のシンガー=ムー(MØ)。先月末に新木場スタジオコーストで自身初の来日公演を行った。「リーン・オン」や「ファイナル・ソング」などのヒット曲に加えて、先日配信されたEP『ホエン・アイ・ワズ・ヤング』の楽曲も披露し、その圧倒的存在感と、垣間見せるキュートなキャラクターで、オーディエンスを魅了した。
9th SPENT THE DAY IN BED:MORRISSEY
限定アナログVer.リリース
英国音楽シーンのカリスマとして、圧倒的存在感を誇っているモリッシー(Morrissey)。その彼の約3年振りとなる新作スタジオ・アルバムであり、自身のレーベル、ETIENNE RECORDSからの第1弾アルバムとなる『LOW LIFE IN HIGH SCHOOL』。現代社会を見詰め、一人で闘いを挑み続けている彼の最新作に、ジャパン・ヴァージョン限定盤アナログが登場した。「ジャパン・ヴァージョン」と銘打たれた限定盤。アーティスト表記を始め、クレジットが日本語表記になっているだけでなく、曲タイトルに邦題がついていたり、ゲートフォールドのジャケットを開くと歌詞の日本語訳が掲載されていたりと、まさに「ジャパン」仕様。わざわざ日本向けに制作されたスペシャルな限定盤。色も本ヴァージョン限定のイエロー・ヴァイナルとなっている。
10th … READY FOR IT?:TAYLOR SWIFT
新作2週連続全米No.1
テイラー・スウィフトの最新アルバム『レピュテーション』が11月10日(金)に発売され、全米において発売から4日間のみで105万枚を売り上げ、早くも今年最も売れたアルバムとなった。またテイラーにとってアルバム発売初週に100万枚を超えるのがこれで4作目となり、ニールセン・ミュージック史上初の快挙となり話題となっている。そんな中、その新作は勢い止むことなく、この度12月9日付けの全米チャートにおいて2週目の1位をキープしたことが分かった。全米チャートにおいて2週以上1位を獲得するアルバムは、約4か月前に発売されたジェイ・Zの『4:44』以来、また女性アーティストが初週より2週連続1位を獲得するのは、約2年前に発売されたアデルの『25』以来の快挙となる。