アヴィーチ-Avicii特集その2
日本時間の4月21日、土曜日の朝、世界中の音楽ファンに衝撃が走るニュースが届いた。
世界的DJ、アヴィーチーが、滞在先のオマーンで亡くなったというニュースだった。
まだ28歳という若さ。(死因は4月23日現在で、明らかになっていない。)
以前から体調面が不安定で、度々来日公演が延期になっていたのも記憶に新しい。
その体調面を考慮して、2016年をもってDJ活動からの引退を発表していただけに、
彼の死、というのは全くもって唐突。多くの音楽ファンが衝撃を受けたのでは
ないだろうか。
アヴィーチーは、スウェーデン出身のDJ、プロデューサーで、
本名はティム・バークリング。キャリアをスタートさせたのが18歳。
たった10年間という短い期間で、世界中を熱狂させたアーティストが一人、
この世を去った。
今回は、追悼の意を込めて、彼の楽曲を振り返ってみたいと思う。
Wake Me Up
Avicii Wake Me Up
2013年にリリースされた、彼のデビューアルバム「True」からの先行シングル。
印象的なギターのイントロで始まるこの楽曲のヴォーカルには、ソウルシンガーの
アロー・ブラックをフィーチャーしている。
この曲のMVは、YouTube上でなんと15億回以上の再生回数を記録している。
Sunshine
David Guetta Sunshine (feat. Avicii)
2011年にリリースされたシングルで、デヴィッド・ゲッタと
コラボレーションしたナンバー。
この曲は、第54回グラミー賞で最優秀ダンスレコーディングにノミネートされた。
デヴィッド・ゲッタはツイッターで「私たちは美しい心を持った友人を失い、世界は素
晴らしい才能を持ったミュージシャンを失った。君の素晴らしいメロディ、スタジオで
一緒に過ごした時間、DJとして一緒にプレイしたり友人として楽しんでくれたことに
感謝を贈るよ。RIP @Avicii」
と追悼のメッセージを送った。
Superlove
Avicii vs Lenny Kravitz Superlove
2012年にリリース。もともとはレニーのアルバム「Black and White America」に
収録されていた、レニーのオリジナル。
アヴィーチーの手によって見事なハウス・ナンバーに生まれ変わっている。
Waiting For Love
Avicii Waiting For Love
2015年にリリース。こちらは今年の5月14日に22歳のバースデーを迎える
新進気鋭のオランダのDJ、マーティン・ギャリックスとコラボした1曲。
マーティンもツイッターでアヴィーチートの写真とともに、メッセージを発信している。
「今は、この悲しみを言葉に表現することができない。僕や世界中の人たちを
感動させくれてありががとう。安らかに。」
Without You
Avicii Without You ft. Sandro Cavazza
事実上の遺作となってしまった、2017年リリースのEP「Avici(01)」からの1曲。