<特集 – ギタリスト特集>
ミック・グリーン
A SHOT OF RHYTHM & BLUES JOHNNY KIDD & THE PIRATES
この曲がリリースされた時、ギタリストとして在籍していたのが、ミック・グリーンだ。パブロックの代表的なミュージシャンの一人として名前が上がり、彼の演奏は、ザ・フーのピート・タウンゼントや、ドクター・フィールグッドのウィルコ・ジョンソンと行ったギタリストに大きな影響を与えたと言われている。日本ではあまり名前の知られていないギタリストと言えるかもしれない。
ドクター・フィールグッド
BACK IN THE NIGHT DR.FEELGOOD
そんなミック・グリーンに多大な影響を受けたウィルコ・ジョンソンがオリジナルメンバーとして在籍したのが、パブロックの代表的バンド、ドクター・フィールグッド。ウィルコ・ジョンソンのギターとの特徴としては、ピックを使わずに弾いている点だ。音を聞く限り、ピックで弾いているようなサウンドなのだが、なぜ使わなかったかというと、左利きだったため、うまくピックが使えなかったから、ということ。
ジミ・ヘンドリクス
FIRE JIMI HENDRIX
レフティのギタリストといえば、ジミヘンの名前も上がるだろう。ブルースとロックを融合させ、エフェクターを使ってサウンドを変化させることという、
今では当たり前となったスタイルを確立させた人物でもある。攻撃的で、粗い演奏のようにも聞こえるが、デジタル・レコーディングもない時代の録音、すなわち演奏したままが録音されていると考えれば、そのテクニックには脱帽だろう。さらに彼は時に歯でギターを弾いたり、背中側で弾いたり、果てはギターに火をつけてしまったりと、想像をはるかに超えたギタープレイをしていた。
レッドホットチリペッパーズ
SCAR TISSUE RED HOT CHILI PEPPERS
たくさんのギタリストが参加と脱退を繰り返したレッチリ。その黄金時代を支えたギタリストといえば、ジョン・フルシアンテだろう。もともとレッチリのファンだったジョンは、18歳の時に、レッチリに参加。これがジョンにとって人生初のバンドだったというから驚きだ。
そんな彼のギターは、独特のファンキーなカッティングや、単音だけで進行するリフなど、彼ならではのサウンドだ。そのギターが遺憾無く聴けるのが、
「カリフォルニケイション」と「バイ・ザ・ウェイ」の2枚のアルバムだろう。
アンドリュー・ヨーク
SUNBURST ANDREW YORK
クラシックギターを経験している方であれば、彼の名前を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。プレイヤーとして活躍する傍ら、クラシック・ギターのために、数多くの楽曲を作曲している。驚異的なタッピングやハーモニクスを交えた楽曲は、クラシックの域を超えて、ロックにすら感じられる。
この「SUNBURST」は、村治佳織や木村大といった若手のクラシックギタリストもこぞってカバーしているが、やはり、オリジナルであるアンドリュー・ヨークのプレイにはかなわない。