<特集 – ピットブル>
両親がキューバ人でアメリカ、フロリダ州マイアミ出身のシンガー、ラッパー。本名はアルマンド・クリスティアン・ウリア・ルイス・ペレス。歌っている様子が、犬のピットブルみたいだ、と言われたことから、ステージネームをピットブルにしたということ。「Mr.World wide」の異名も持ち、自分の楽曲の中でも頻繁に登場している名前だ。
Give Me Everything feat.Ne-Yo,Afrojack,Nayer
Give Me Everything feat.Ne-Yo,Afrojack,Nayer Pitbull
2011年のヒット曲で、シンガーのニーヨ、 ネイヤー、オランダのDJアフロジャックをフィーチャーしている。ピットブルはラップで登場。彼の声は特徴的なので、慣れるとすぐに聞き分けられるだろう。なお、この楽曲の歌詞の中に、「リンジー・ローハンみたいに刑務所行きだ」という内容の歌詞があり、
リンジー側から訴訟を起こされた。実際にリンジーは刑務所に入った経験があるのだが・・・
Timber feat.Kesha
Timber feat.Kesha Pitbull
2013年リリース。フィーチャーされているシンガーのケシャは、過去に「Tik Tok」や「Crazy Kids」といった自身の楽曲のリミックスをピットブルが手がけており、またピットブルも2009年にケシャとのコラボナンバーを発表している。そんな蜜月関係にある2人によるこの楽曲は、全米シングルチャート、UKシングルチャートで1位を獲得する大ヒットとなった。
Good Time feat.Pitbull
Good Time feat.Pitbull Inna
ルーマニア出身のシンガー、インナの2014年のシングル。こちらもイントロから「Mr.World wide」の名乗りがあり、ピットブルのラップからスタートするという、自己主張の強さを発揮している。そして、ルーマニアのシンガーにまでフィーチャーされるあたり、まさに「Mr.World wide」といったところだろうか。
No Lo Trates
No Lo Trates Pitbull,Daddy Yankee,Natti Natasha
こちらは、2019年に発表された、「ノ・ロ・トラテス」というナンバー。こちらは、EDM/ハウスではなく、完全にレゲトン調の楽曲だ。共作しているのも、レゲトンのパイオニア、ダディー・ヤンキーと、ドミニカのシンガーソングライター、ナッティ・ナターシャで、世界的にラテン系の音楽が人気を集めている流れにしっかり乗っかっている。
On The Floor feat.Pitbull
On The Floor feat.Pitbull Jennifer Lopez
2010年にジェニファー・ロペスが発表したナンバー。イントロからわかる通り、1989年に世界中で大ヒットした「ランバダ」をサンプリング、メロディーにもモチーフとして取り入れられている。ランバダもカリブや南米の様々なテイストがミックスされたナンバーだったが、ピットブルのラップがそのテイストに見事にマッチしている。
ジェニファー・ロペスは、2020年のNFLスーパーボウルのハーフタイムショウにシャキーラとともに出演することが決まっているが、スーパーボウルの開催地がフロリダ州のマイアミということもあり、ピットブルもハーフタイムショウの舞台にゲストパフォーマーとして上がる、なんてこともあるかもしれない。