<特集 – 最近のEDM>
ここ最近のEDMの中から5曲をピックアップ。
SG
TIME FEAT.RHYE SG LEWIS
本名はサミュエル・ジョージ・ルイス。イギリス出身のソングライター、プロデューサー、DJで現在は26歳。2015年にSoundCloud上に音源をアップし、その活動を始める。その後、ジェシーJのリミックスで注目され本格的にキャリアをスタートさせた。2月19日にニューアルバム「times」がリリースとなるが、ここ数年のダウンテンポなエレクトロもありつつ、アップテンポの曲は、2000年代のハウスを彷彿とさせるサウンドプロデュースとなっている。
南アフリカ
NEVER GONNA FORGET FEAT.ELDERBROOK BLACK COFFEE WITH DIPLO
南アフリカ出身のDJ、ブラックコーヒー。小さい頃に左手が不自由になってしまったそうで、DJプレイをするときはなんと片手でするそうだ。彼もハウスをベースにしたサウンドで、激しさこそないが、不思議とアフロビートの雰囲気も感じ取れる。これまでにアッシャー、ファレル、セレステなど、トップアーティスト、注目アーティストとのコラボを重ねている。この曲でもディプロと、若手注目株のエルダーブルックをフィーチャーしている。
多文化に育まれた
APRICOTS BICEP
マット・マクブライアーとアンディ・ファーガソンの2人からなるユニット、バイセップ。出身は北アイルランドで、ロンドンに渡り本格的な活動をスタートしている。1月22日にリリースされたニューアルバム「アイルズ」は、英語以外の言語のタイトルであったり、歌が入っている。彼らが過ごしてきた場所ではヒンディー語やブルガリア語の歌が聞こえてきたり、ケバブ屋からトルコのポップソングが流れていたりと、多種多様な音楽が流れていたそうで、そんな彼らの背景が独特の音を生み出したのかもしれない。
ボノボもサポート
SISTER TSHA
NMEを始め、ビルボード・ミックスマグ、DJ マグ、BBCといったメディアから注目を集める若手プロデューサーがティーシャだ。浮遊感のあるサウンドに、エモーショナルなメロディが詰め込まれた1曲。イギリスを代表するエレクトロアーティストの1人、ボノボからもサポートを受けているということで、どこか柔らかい音の多いティーシャだが、今後も注目を集めそうだ。
実はバンド
BE THE ONE FEAT.MORGAN,DIGGA D & TIKE RUDIMENTAL
ドラムンベース・バンドとして活動しているルディメンタル。元々はドラムンベースだったのだが、もちろんそれだけではなく、様々なサウンドを奏でている。最近の楽曲となるこの「BE THE ONE」では、2000年前後に瞬間最大風速的な盛り上がりを見せた2Stepをやっている。ここ数年、ちょいちょい2Stepの曲を聴くようになったのだが、さすがに2000年ごろのような盛り上がりはない。とはいえ、ルディメンタルも2Stepをやっているとなると、今後も2Stepが聞こえてくる機会はあるかもしれない。