<特集 – 日本のCMで使われた洋楽>
日本のCMでは時代を問わず様々な洋楽が使われている。今週は、そんなCMで使われた洋楽特集。
様々なCMで
○ DON’T STOP ME NOW QUEEN
今年結成50周年を迎えたイギリスのバンド、クイーン。様々な楽曲が日本のCMで使われているが、古くは1992年の石油会社のCMに始まり、化粧品、自動車、炭酸飲料、新幹線、ビールと、本当に様々な商品のCMに使われている。疾走感溢れる、キャッチーなメロディー、歌詞にも出てくる「Don’t Stop Me Now」というワード自体が、ポジティブなイメージを与えてくれるので、使いやすいのかもしれない。
自動車
IN MY BLOOD SHAWN MENDES
カナダ出身のシンガーソングライター、ショーン・メンデス。カミラ・カベロとの交際が順調なのかも気になるところだが、2018年にリリースしたアルバム「SHAWN MENDES」の冒頭1曲目に収められた「IN MY BLOOD」は、2019年に自動車のCMに使われた。ポップソングが多いイメージかもしれないが、この曲は静かな始まりから、サビは一気にドラマチックに展開するダイナミックな曲となっており、そのコントラストが見ている人も耳から惹きつける。
ビール
THIS IS ME KEALA SETTLE
2017年、ヒュー・ジャックマン主演の映画「グレイテイスト・ショーマン」は、アカデミー賞の受賞こそなかったものの、世界中で大ヒットした映画。この主題歌「THIS IS ME」もヒットした。自分自身があるべき姿で生きていく、という強いメッセージを力強い歌声で表現したこの曲、日本ではビールのCMで使われている。ただ、このCMでは、かなりエディットされており、少しもったいない使い方をしているように感じられる。
自動車
CHURCH Skrillex
イギリスのソウルシンガー、サム・ヘンショウが2019年にリリースした「CHURCH」は、軽快なハンドクラップとゴスペル調のコーラスが彩りを添える70年代テイストのソウル・ナンバーだ。MVでは、サムが筋斗雲のような雲に乗って道を移動しているシーンもある。このMVにインスパイアされたのかは分からないが、日本の自動車(トヨタ・カローラ)のCMに使われた。CMでは、この曲をBGMに大自然や大都会を車でドライブする、という映像になっている。
化粧品
SYMPHONY feat.ZARA LARSON CLEAN BANDIT
イギリスのポップグループ、クリーン・バンディットがスウェーデンの歌姫ザラ・ラーソンを迎えてヒットさせた「SYMPHONY」。この曲は化粧品(富士フイルム)のCMで使われた。松田聖子さんと高畑充希さんが出演しているCMで、CMの冒頭から大サビが使われており、インパクトは大きい。ちなみに、この曲はサッカーゲームのBGMにも使われており、そちらの印象が強いという方も多いそうだ。