ドイツEDM界のスーパーDJ=ロビン・シュルツ(Robin Schulz)。デヴィッド・ゲッタとコラボした「Shed A Light(feat. Chet Codes)」、ジェイムス・ブラントをフィーチャーした「OK」などの世界的EDMヒット・ナンバーを収録した、まさに天下取り仕様の勝負作『UNCOVERED』がリリースされた。
(Photo : Robert Wunsch)
ロビン・シュルツの名前が世界に広まったきっかけは2つある。1つ目は2014年2月の事。2013年11月にオランダのシンガー、Mr.Probzがリリースし、オランダでトップ10、オーストラリアでも3位に入るなどローカル・ヒットを記録したシングル「Waves」のリミックスをロビンが手掛けると、しっとりと歌い上げる哀愁バラードであるオリジナルの儚いテイストはそのままに、軽やかなポップ・ダンス・トラックに昇華させたそのサウンドはオランダだけでなく瞬く間にヨーロッパ中に波及。遂には全英シングル・チャートで初登場1位、全米シングル・チャートでも最高14位という世界的なビッグ・ヒットとなった。ちなみにこのリミックスは、最終的に翌年の第57回グラミー賞において、最優秀リミックス賞(Best Remixed Recording, Non-Classical) にノミネートされるという栄誉にも浴する。
もう1つは、自身がもともと気に入っていたというフランスのインディー・ポップ・ロック・デュオ、リリー・ウッド&ザ・プリックの「プレイヤー・イン・C」という曲のリミックスを自身のSoundCloud上で発表した事。この楽曲は世界のリスナーから大絶賛!遂には公開1か月たらずで100万回再生を記録し、このリミックスを気に入ったリリー・ウッド&ザ・プリックス本人側からもOKが出て、このヴァージョン「Prayer In C(Robin Schulz Remix)」は2014年6月に正式にリリースされるにまで至った。最終的にこの楽曲は世界27ヶ国のiTunes Storeで1位を獲得し、再び全英1位を獲得、全米でも最高23位というスマッシュ・ヒットとなり、ロビンが手掛けたこの2つのリミックスで、彼の名は一躍世界に馳せた。
そして、ついに今回配信がスタートしたフル・ボリュームに圧倒される今作『アンカヴァード』。ロビン・シュルツの世界観がより一層クリアになり、アーティストとしてのアイデンティティーに確固たる自信が溢れる今作、ロビンならではの“優しくジェントルなチル・サウンド”が世界中のリスナーに浸透する。
なお、10月11日にリリースされた日本盤アルバムにはボーナス・トラックが4曲も収録されている。
◆ リリース情報
ロビン・シュルツ
ニュー・アルバム『アンカヴァード』 WPCR-17852
【収録曲】
1. イントロ
2. アンフォーゲッタブル(ロビン・シュルツ&マーク・シビリア)
3. シェッド・ア・ライト(ロビン・シュルツ&デヴィット・ゲッタ&チート・コーズ)
4. オー・チャイルド
5. フールズ(ロビン・シュルツ&アーリアス feat.アイロ)
6. ライク・ユー・ミーン・イット(feat.リース)
7. OK(feat.ジェイムス・ブラント)
8. ネイキッド(feat. サム・マーティン)
9. アバヴ・ザ・クラウズ
10. ハイヤー・グラウンド
11. ラヴ・ミー・ア・リトル
12. トゥナイト・アンド・エヴリ・ナイト
13. モア・ザン・ア・フレンド(feat.ニコ・サントス)
14. アイ・ビリーヴ・アイム・ファイン(ロビン・シュルツ&ヒューゲル)
15. ハ・レ・ル・ヤ(feat.クリスティ・マクドナルド)
16. サウンド・イージー(feat.ルクスリー)
17. ウン・スエノ
18. アウトロ
19. シュガー(feat. フランチェスコ・イエーツ)*
20. プレイヤーズ・イン・C(ロビン・シュルツ・ラジオ・エディット)*
21. サン・ゴーズ・ダウン(feat. ジャスミン・トンプソン)*
22 ヘッドライツ(feat. イルジー)*
*日本国内盤ボーナス・トラック