「キング・クリムゾン」という名前を聞いて、「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンドを思い浮かべる人もいるだろう。もちろん、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、キング・クリムゾンから取ったということはいうまでもない。（ちなみに、ジョジョはアニメ版のエンディングでもイエスの「Roundbout」が採用されていた時期があった。プログレ（というかロック）には縁の深い漫画である。）
ザ・フーのピート・タウンゼントに「Uncanny Masterpiece（とんでもない傑作）」と言わせたデビューアルバム「In The Courte Of The Crimson King」は1969年にリリースされた。
ジャケットのインパクトもさることながら、「21st Century Schizoid Man」の何度もリフレインされるギターリフ、途中でテンポチェンジを繰り返す楽曲構成、どれを取っても、ビートルズが世界中を席巻していた当時のリスナーにとっては、度肝を抜かれるものだったのではないだろうか。リリースから半世紀が経とうとしている現代の若者にも、ぜひ聞いてみてもらいたいバンドである。
そんなキング・クリムゾン。ロバート・フリップを中心に据えてメンバーは入れ替えつつ、活動自体も中断・再開を繰り返しているが、今年2018年で結成からちょうど50年を迎える。近いところでは2015年にも来日公演を行なっているが、今年11月にジャパンツアーを敢行する。東京での５公演を含む全12公演で、8都市を回る。50年を迎え、その先に何を見据えているのか、直接その目で、耳で体感してほしい。
◆公演情報
「KING CRIMSON UNCERTAIN TIMES」
11/27（火）東京・Bunkamuraオーチャードホール
11/28（水）東京・Bunkamuraオーチャードホール
11/28（木）東京・Bunkamuraオーチャードホール
12/2（日）北海道・札幌文化芸術劇場hitaru
12/4（火）宮城・仙台サンプラザホール
12/7（金）石川・本多の森ホール
12/9（日）大阪・グランキューブ
12/10（月）大阪・グランキューブ
12/12（水）福岡・福岡サンパレス
12/15（金）広島・広島文化学園HBGホール
12/17（月）東京・Bunkamuraオーチャードホール
12/18（火）東京・Bunkamuraオーチャードホール
12/21（金）愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
チケット一般発売日：6月2日（土）
問い合わせ：クリエイティブマン
https://www.creativeman.co.jp/artist/2018/12KingCrimson/
（NO.16 編集部）