世界中のオペラ・ファンから注目を浴びているロシア出身の美人ソプラノ歌手アイーダ・ガリフッリーナ(Aida Garifullina)が、サッカーの2018 FIFAワールドカップ ロシア大会の開会式に出演することが発表となった。開会式は、現地時間6月14日(木)に行われ、アイーダはイギリスを代表するアーティスト、ロビー・ウィリアムスとともに一夜限りのデュエットを2曲披露する予定。
(情報提供:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
アイーダ・ガリフッリーナは1987年ロシアのカザフ生まれ。聖歌隊の指揮者だった母親から音楽を学び、2013年に世界的巨匠指揮者ヴァレリー・ゲルギエフの招きで自身が指揮する世界一流の歌劇場である
マリインスキー劇場のオペラ公演に参加。その後、三大テノールの一人プラシド・ドミンゴの主催する国際オペラ歌手コンクール「オペラリア」で優勝を飾ると一気にブレイク、ついに世界的クラシック音楽レーベルの「デッカ・クラシックス」と契約を交わすに至った。
開会式はロシア対サウジアラビア戦の開始30分前に行われ、ロビー・ウィリアムスと2曲を共演する予定。彼女たちが歌うルジニキ・スタジアムは、今回のロシア大会において決勝戦が行われる会場で、ロシア国内最大の球技専用競技場。収容人数は8万人とも言われている。従来のワールドカップの開会式は2時間前後の規模で行うことが多かったが、今回は30分に凝縮されるので、アイーダ・ガリフッリーナの歌声に、より注目が集まりそうだ。
オープニング・セレモニーの参加についてアイーダは、「2018 FIFAワールドカップは今年もっとも期待されているスポーツ・イベント。そこでロビーと共演できることにわくわくしている。それはとても名誉なこと。私は自分の国を誇りに思うし、大会に相応しい素晴らしいスタートが切れることを願っているわ」とコメント。また、彼女のInstagramでは喜びのコメントを動画で公開。彼女がサッカーボールでドリブルに華麗(?)に挑戦する動画も公開されている。
◆ コメント動画
◆ ドリブル動画
ワールドカップでのパフォーマンスに先駆けて、アイーダは3曲入りのデジタル限定シングル『モスクワの夜は更けて』(原題:Midnight in Moscow)を6月13日にデッカ・クラシックスからリリースする。このシングルには、タイトル曲「モスクワの夜は更けて」(Midnight in Moscow)のほか、1960年代のロシアで流行した民謡「優しさ」(Nezhnost)と、ロシア・ポピュラー音楽界の重鎮コンポーザー/プロデューサー、イーゴリ・クルトイがアイーダのために書き下ろした「ホワイト・バード」(Krutoy)の2曲も収録。全曲を通してアイーダの素晴らしい声を堪能でき、そして今日のオペラ界におけるライジング・スターの一人としての彼女の音楽的才能が味わえるシングルとなっている。
また、アイーダは6月13日(水)にモスクワで開催される「赤の広場」ガラ・コンサートに参加、アンナ・ネトレプコ、プラシド・ドミンゴ、フアン・ディエゴ・フローレスといった世界のオペラハウスで活躍する多くの歌手たちと祝賀演奏を行うことも決定している。 この模様は世界中で放送される予定だ。
■リリース情報
アイーダ・ガリフッリーナ『モスクワの夜は更けて』
Aida Garifullina“Midnight in Moscow EP”
2018年6月13日(水)発売
デジタル配信限定
iTunes(6月13日午前0時より有効)
https://itunes.apple.com/jp/album/1394212987?app=itunes&at=10I3LI
【収録曲】
1. モスクワの夜は更けて / Midnight in Moscow – Soloviev-Sedoy
2. 優しさ / Tenderness ‘Nezhnost’ – Pakhmutova
3. ホワイト・バード / White Bird – Krutoy
アイーダ・ガリフッリーナ(ソプラノ)
ヴィタリー・グヌトフ指揮 オシポフ国立ロシア民族オーケストラ(1)
コルネリウス・マイスター指揮 ウィーン放送交響楽団(2, 3)
録音:2015年-2016年