昨年リリースした4枚目のアルバム『アウト・イン・ザ・ストーム』も多くのメディアで年間ベスト・アルバムの1枚に選ばれる等、高評価を獲得したケイティ・クラッチフィールドのソロ・プロジェクト、ワクサハッチーの新作が完成した。
(情報提供:BIG NOTHING)
ニューEP『Great Thunder』は、現在休止中の実験的なレコーディング・グループ、Great Thunderと書かれた曲や、Waxahatcheeのアルバム『Cerulean Salt』や『Ivy Tripp』の時代に書かれ未完成となっていた曲が収録されている。これらはウィスコンシン州にあるJustin Vernonのスタジオ、April BaseでプロデューサーのBrad Cookによりレコーディングされた。Katie Crutchfieldは、昨年リリースされ大きな評価を獲得したアルバム『Out in the Storm』以降、ロック的な影響を受けていた近年の自分がフォーク/カントリー的な方向へシフトしてきているのを感じていた。結果、EPは暖かく空気間を持った作品に仕上がった、と彼女自身も語っている。実際、「Chapel of Pines」や「Singer’s No Star」といった楽曲は今日までのKatie Crutchfieldの楽曲に近いものがあるが、「Takes So Much」等はオリジナルのヴァージョンから変わりピアノを軸に作られたりした。
現在「Chapel of Pines」のビデオが公開されている。
「Chapel of Pines」
◆ リリース情報
2018.9.12 ON SALE
アーティスト:WAXAHATCHEE(ワクサハッチー)
タイトル:GREAT THUNDER(グレイト・サンダー)
品番:MRG651CDJ[国内流通仕様]
価格:¥1,790+税
発売元:ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ
<トラックリスト>
1. Singer’s No Star
2. You’re Welcome
3. Chapel of Pines
4. You Left Me with an Ocean
5. Slow You Down
6. Takes So Much
【Waxahatchee/ワクサハッチー】
Waxahatcheeは2010年にアラバマ州バーミングハムで結成されたインディ・ミュージック・プロジェクトだ。プロジェクトの中心はKatie Crutchfieldで、バンド名はワクサハッチー・クリークからとられている。Katie Crutchfieldは姉妹であるAllison Crutchfield(2017年1月にソロ・アルバム『Tourist In This Town 』をMerge Recordsよりリリース)とP.S. Eliotというパンク・バンドで活動していたが、平行して、Chris Clavinとのスプリット・カセットをWaxahatchee名義でリリース。こうして、2012年には、Waxahatcheeのデビュー・アルバム『American Weekend』を、Don Giovanni Recordsよりリリースした。このデビュー・アルバムはポシティヴなレヴューを獲得。幾つかのメディアは、同作を同年の年間ベスト・アルバムの1枚にピック・アップした。2013年にはセカンド・アルバム『Cerulean Salt』をUSはDon Giovanni Records、UKはWichita Recordingsよりリリース。アルバムはPitchforkで8.4/10のレヴューを獲得し、ベスト・ニュー・ミュージックに選ばれ、バンドは大きな注目を集めるようになった。その後、WaxahatcheeはMerge Recordsと契約し、2015年にはサード・アルバム『Ivy Tripp』をリリース。当アルバムからのシングル「Air」はPitchforkでベスト・ニュー・トラックに選ばれ、アルバムも同サイトで8.1/10の好レヴューを獲得した。2017年の7月には4枚目のアルバム『Out in the Storm』をリリース。アルバムはPitchforkのレビューで8.2/10点を獲得するなど、高評価を得、Rolling Stone誌をはじめ、各メディアで同年の年間ベスト・アルバムの1枚に選ばれた。
■ More Info: http://bignothing.net/waxahatchee.html