カレンの没後35年。来年でデビュー50周年を迎えるカーペンターズが
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の奇跡の共演し、17年ぶりの新作アルバム『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』を12月7日に全世界でリリース、リチャードの9年ぶりとなるプロモ―ション来日も決定した。
(情報提供:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
時代を超越したヒット曲や誰もがお気に入りの名曲の数々を収録したこのアルバムは、カーペンターズのオリジナルのヴォーカルとインストゥルメンタル・トラックに、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオで録音された、リチャード・カーペンター指揮によるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(以下 RPO)の演奏による新しいオーケストラ・サウンドが加えられている。デジタル、CD、180グラムの2LPレコード、UNIVERSAL MUSIC STORE限定のカラーLPの4形態での予約注文が可能。LPレコードのみ2019年2月8日にリリースされる。(LPは輸入盤のみ)
リチャードとカレン・カーペンターは、1970年に「遥かなる影」と「愛のプレリュード」にてチャートでの成功を達成して以来、不滅のメロディック・ポップの新しいスタンダードを確立した。1億枚以上のレコード売上を記録しているカーペンターズは、歴史の中で最も成功したアーティストの一つであり、長く続いたヒットのリストには、「雨の日と月曜日は」、「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「イエスタデイ・ワンス・モア」、「スーパースター」が含まれている。
エルヴィス・プレスリー、アレサ・フランクリン、ロイ・オービソン、そしてビーチ・ボーイズなどとのコラボレーションによるRPOの成功に続き、『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』は、レコーディングに初めて実際のアーティストがその過程で重要な役割を果たすことになる。リチャード・カーペンターは、アルバムのプロデューサー、アレンジャー、そして指揮者を務めている。
「結局はリチャードの音楽であり、最初から関わっていた本人がそこにいた、ということが特別なことなのだ」と、ロイヤル・フィルハーモニーのオーケストラ・マネージャー、イアン・マクレーは言う。「普通と違って、誰かによる解釈ではないんだ」。
リチャードの天与の才であるプロダクション、二人のハーモニー、そしてカレンの不朽のヴォーカルが融合することで、カーペンターズは長く愛され、不変の人気を誇っている。
2016年、カーペンターズの名前は再び英国のアルバム・チャートに戻ってきて、コンピレーション・アルバム『The Nation’s Favorite Carpenters Songs』は最高2位を記録。2017年にはベストセラーとなった12 LPボックス『Carpenters Vinyl Collection』が発売。また、2018年9月にはカーペンターズの1977年の世界的ヒット「星空に愛を(コーリング・オキュパンツ)」が、600万人近くが観たテレビ・ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』の新シーズンの挿入歌となっている。
◆ 『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』のトレーラー映像
https://ume.lnk.to/CarpentersOrchestralTrailerPR
2018年8月13日~16日、リチャード・カーペンターとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)は、ビートルズ、ピンク・フロイドなどの伝説のアーティストたちが世界で最も愛された音楽を制作した歴史的なスタジオ、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオのスタジオ2に集まった。
リチャードとRPOは、カレンのヴォーカルとドラムス、リチャードのキーボードとヴォーカル、ボブ・メッセンジャーの木管楽器、トニー・ペルソのギターを含む、カーペンターズのコア・バンドのオリジナル・レコーディングを補完する新しいアレンジを録音した。
カーペンターズのオリジナル・レコーディングには、ベースのジョー・オズボーン、ドラムスのハル・ブレイン、トランペットのチャック・フィンドレイ、オーボエのアール・ダムラー、ハーモニカのトミー・モーガン、ペダル・スチールのバディ・エモンズ、サックスにはトム・スコットとダグ・ストローンという大物ミュージシャンたちが参加している。
(Photo: Carsten Windhorst)
彼らの曲をもう一度、あるいは初めて聴こうとする人も多いだろう。『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』をデュオの15番目のスタジオ・アルバムと考えるファンもいるかも知れない。新作がフル・アルバムとして発表されたのは、2001年の『レインボウ・コネクション~アズ・タイム・ゴーズ・バイ』以来、初めてのことだ。
このプロジェクトにより、リチャード・カーペンターは自身の曲を大きな舞台に上げる機会を得た。オリジナルの「遥かなる影」を“すべてが完璧な楽曲”とする一方で、アレンジャーとして、70人を超える演奏者を擁するオーケストラという武器を手にした時の誘惑に抵抗することはできなかった。
「〈遥かなる影〉は、まばらなストリング・アレンジなんだ」と、リチャード・カーペンターは言う。本当はもっと豊かなサウンドにするために演奏者を集めたかったが、当時はその予算はなかったのだ。「第2節と第3節では10台のヴァイオリンしかないので、音が薄く聴こえる。今回はそれを4倍にしたんだ。気がつく人はすぐに気づくだろうね。旋律は同じでも、演奏者の数が多いので、より深い音になっているはずだよ」。
他にも「愛のプレリュード」や「メリー・クリスマス・ダーリン」などのカーペンターズの名曲も同じように適切なオーケストレーションが施された。
「これまで、何度となく、私は“もう一度この曲をやり直すことができたらいいのに”と思うことがあった」と、リチャード・カーペンターは言う。「さらに、細かいところをやりすぎることなく、修正をする機会ができたことが大事だ」。
カーペンターズの主要なシングル曲は、『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』でも聴くことができる。アン・マレーやジョージ・ベンソンによるヒットでも有名な「想い出にさよなら」や「マスカレード」も、カーペンターズによるオリジナルがアルバムに収録される。「これらのリフレッシュされた楽曲によって、改めてカレンの瑞々しいヴォーカルの魅力を感じることができる」と、リチャードは言う。「それこそが、このプロジェクトを進める一番の理由でしただったんだ」。
リチャード・カーペンターは、ニュー・アルバムの発売に合わせて、12月上旬にプロモーションで日本を訪れることも決定した。また、今回のアルバムの日本盤ボーナス・トラックとして「プリーズ・ミスター・ポストマン」が追加収録される。日本盤の初回生産分にはリチャード・カーペンターの直筆サインが抽選で10名のラッキーなファンに当たるスペシャル・キャンペーンの応募券の封入も決定。リチャード・カーペンターが日本を訪れるのは、カーペンターズの結成40周年を記念して、2009年に日本でのみ発売された、日本のファンが選曲したCD2枚組のベスト・アルバム『カーペンターズ40/40~ベスト・セレクション』のプロモーション来日以来、実に9年ぶりになる。
◆ リリース情報
カーペンターズ『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』
Carpenters “Carpenters With The Royal Philharmonic Orchestra”
● 品番: UICY-15801
● 価格: 2,500円(税抜価格)+税
● 発売日: 2018年12月7日(金) 全世界同時発売
● 日本盤のみSHM-CD仕様
【収録曲】
01. オーヴァーチュア OVERTURE
02. イエスタデイ・ワンス・モア YESTERDAY ONCE MORE
03. ハーティング・イーチ・アザー HURTING EACH OTHER
04. 青春の輝き I NEED TO BE IN LOVE
05. ふたりの誓い FOR ALL WE KNOW
06. タッチ・ミー TOUCH ME WHEN WE’RE DANCING
07. アイ・ビリーヴ・ユー I BELIEVE YOU
08. 想い出にさよなら I JUST FALL IN LOVE AGAIN
09. メリー・クリスマス・ダーリン MERRY CHRISTMAS, DARLING
10. ベイビー・イッツ・ユー BABY IT’S YOU
11. 遙かなる影 (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
12. スーパースター SUPERSTAR
13. 雨の日と月曜日は RAINY DAYS AND MONDAYS
14. マスカレード THIS MASQUERADE
15. 涙の乗車券 TICKET TO RIDE
16. 愛にさよならを GOODBYE TO LOVE
17. トップ・オブ・ザ・ワールド TOP OF THE WORLD
18. 愛のプレリュード WE’VE ONLY JUST BEGUN
19. プリーズ・ミスター・ポストマン PLEASE MR. POSTMAN (日本盤ボーナス・トラック)