プログレッシヴ・メタルの草分け的存在として1980年代から1990年代にかけ一時代を築いたキャリア35年超のベテラン・バンド、クイーンズライク(Queensryche)。彼らの約3年半ぶり通算15作目となるニュー・アルバム『評決』(THE VERDICT)が、日本先行となる2月27日にリリースされることが決定した。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
ヘヴィ・メタルの歴史的名盤と評される1988年発表の3作目『オペレーション:マインドクライム』(OPERATION: MINDCRIME)、全米だけで300万枚以上のセールスをあげ商業的に最も成功した1990年の4作目『エンパイア』(EMPIRE)などを筆頭に、これまで全世界で累計3,000万枚のアルバム・セールスを誇る彼らだが、1990年代後期から2010年代初頭にかけては、音楽性の変化やジェフ・テイト(Vo)と他のメンバーとの不和、オリジナル・メンバーであるクリス・デガーモ(G)の脱退などが影響し長い間低迷していた。しかし、バンド内で一番の問題児となっていたジェフ・テイトを解雇し、後任ヴォーカルにトッド・ラ・トゥーレを迎えて発表した2013年の13作目『クイーンズライク』から、ようやく本来の姿を取り戻し始めている。特に2015年の前作『コンディション・ヒューマン』は、1990年の傑作『エンパイア』を意識した作品作りで各国ロック・アルバム・チャートの上位に食い込むなど復活の狼煙を上げている。注目の新作は、前作に続きゼウス(ロブ・ゾンビ、ソウルフライ、ヘイトブレード他)をプロデューサー/エンジニアに迎え、前作以上の強度を持った佳曲揃いの作品に仕上がっている。
オリジナル・メンバーのマイケル・ウィルトン(G)は次のように語る。
「新作は長年の間で作ってきた中で、最もメタルで最もプログレッシヴな作品になったよ。みんなに聴いてもらうことをこの上なくエキサイトしているんだ」
長いトンネルを完全に抜け出し、ベテランの底力を存分に発揮した彼らへの“評決”は一段とポジティヴなものになるのは間違いないだろう。
なお、日本独自仕様となる完全生産限定のデラックス・エディションには、未発表音源や既発曲のアコースティックver.などのレア・トラック集がCD2に収められている。
◆リリース情報
『評決』(THE VERDICT)
2019年2月27日(水)日本先行発売 (海外:3月1日発売)
<デラックス・エディション>(完全生産限定盤)
SICP 31236~7 ¥3,200+税 ●高品質のBlu-spec CD2仕様
<通常盤>
SICP 6015 ¥2,400+税 ●通常ディスク
【収録曲】
● CD1
01. Blood of the Levant / ブラッド・オブ・ザ・レヴァント
02. Man The Machine / マン・ザ・マシーン
03. Light-years / ライト・イヤーズ
04. Inside Out / インサイド・アウト
05. Propaganda Fashion / プロパガンダ・ファッション
06. Dark Reverie / ダーク・リヴェリー
07. Bent / ベント
08. Inner Unrest / インナー・アンレスト
09. Launder the Conscience / ロンダー・ザ・コンシェンス
10. Portrait / ポートレイト
● CD2 (デラックス・エディションのみ収録)
01. I Dream in Infrared (Acoustic) / アイ・ドリーム・イン・インフラレッド(アコースティック)
02. Open Road (Acoustic) / オープン・ロード(アコースティック)
03. 46° North / 北緯46°
04. Mercury Rising / マーキュリー・ライジング
05. Espiritu Muerto / エスピリトゥ・ムエルト
06. Queen of the Reich (Live 2012) / 女王の国(2012ライヴ)
07. En Force (Live 2012) / エン・フォース(2012ライヴ)
08. Prophecy (Live 2012) / プロフェシー(2012ライヴ)
09. Eyes Of A Stranger (Live 2012) / アイズ・オブ・ア・ストレンジャー(2012ライヴ)