(情報提供:BEATINK)
サフディ兄弟による本作は、そのストーリーと音楽によって、ニューヨークの喧騒を見事に描き出し、時には映像さえ必要ないのではないかとすら思わせる。
– The New York Times
サフディ兄弟監督/アダム・サンドラー主演の映画『Uncut Gems』(邦題『アンカット・ダイヤモンド』)がついに本日、Netflixでの独占配信をスタートした。世界に先駆け公開となったアメリカでは興行収入がA24史上最高記録を塗り替え、NY映画批評家協会賞とサンディエゴ映画批評家協会賞では監督賞受賞、キャリア史上最高レベルの素晴らしい演技と評判の主演アダム・サンドラーは、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で『JOKER』のホアキン・フェニックスを抑え主演男優賞を受賞。映画メディア「Indie Wire」の年間ベストフィルムでは、アカデミー賞最有力候補としても話題の映画『パラサイト 半地下の家族』、『アイリッシュ・マン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などに並び7位にランクインするなど、話題をキャッチした日本の映画ファンから配信を切望する声が絶えなかった今作。
ニューヨーク宝石市場を舞台とした一風変わったクライム・サスペンス作品を彩るのはワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)ことダニエル・ロパティンが手がけたサウンドトラック。緊迫した物語と絡みながら、ヴァンゲリスやタンジェリン・ドリーム、そして芸能山城組をも彷彿とさせる幻想的な音色や、まるでスティーヴ・ライヒが書き下ろしたオペラのようなミニマルでパーカッシヴな声楽曲までを幅広く表現した全17曲を収録。国内盤CDには解説書が封入される。
また、現在このサウンドトラックの制作背景を追ったドキュメンタリーがYouTube公開されており、日本語字幕付きでの視聴が可能となっている(YouTube上の設定ボタンより「字幕⇨日本語」で設定)。映画のシーンに合わせどのように音を構築したのか、そしてサフディ兄弟と互いを刺激し合いながら、いかにしてこのかつてない劇伴を完成まで至らせたのか、貴重な制作の裏側が垣間見られる内容となっている。
【Behind the Soundtrack: ‘Uncut Gems’ with Daniel Lopatin (DOCUMENTARY)】
今でもこのサウンドトラックがどういうものか説明出来ない。
なぜならすべてが美しい叙事詩のようでその瞬間その瞬間に意味があるからだ。
– Daniel Lopatin
主人公であるNYの宝石商を演じたアダム・サンドラーのほか、NBAの元スター選手であるケビン・ガーネット、イディナ・メンゼル、ザ・ウィークエンドが本人役で出演するなど、そのキャスティングも話題を呼んでいる本作は、監督を務めたジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が描き出すクライムサスペンス。
予告編
Netflix映画「アンカット・ダイヤモンド」(原題:『Uncut Gems』) Netflixにて独占配信中!
監督:ジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ
脚本:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ、ロナルド・ブロンスタイン
製作:スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、セバスチャン・ベア・マクラード
出演:アダム・サンドラー、キース・スタンフィールド、ジュリア・フォックス、ケビン・ガーネット、イディナ・メンゼル、エリック・ボゴシアン、ジャド・ハーシュ
音楽:ダニエル・ロパティン
◆ アルバム情報
label: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
artist: Daniel Lopatin
title: Uncut Gems Original Motion Picture Soundtrack
release date: 2019/12/13 FRI ON SALE
国内盤CD
BRC-625 (解説書封入) ¥2,200+税
<トラックリスト>
01. The Ballad Of Howie Bling
02. Pure Elation
03. Followed
04. The Bet Hits
05. High Life
06. No Vacation
07. School Play
08. Fuck You Howard
09. Smoothie
10. Back To Roslyn
11. The Fountain
12. Powerade
13. Windows
14. Buzz Me Out
15. The Blade
16. Mohegan Suite
17. Uncut Gems
インタビュー掲載中!
ele-king: http://www.ele-king.net/interviews/007303/
ー 人間としての自分に近い作品に思えた