(情報提供:株式会社サンライズプロモーション東京)
Daddy Gことグラント・マーシャルと、3Dことロバート・デル・ナジャの2人組ユニットマッシヴ・アタック(Massive Attack)。彼らの来日公演が、10月、東京と大阪で開催されることが発表された。
イングランド西部港湾都市ブリストル発のマッシヴ・アタック。昔から異国の文化が充満する港町を舞台に、80年代初めワイルド・バンチという前身が結成。 メンバーは、ダディーGことグラント・マーシャル、マイロ、今や大物プロデューサーのネリー・フーパーを中心に、グラフィティの才能を発揮していた3D、マッシュルームことアンドリュー・ヴォウルズらがいた。 その後、ダディーG、3D、マッシュルームはマッシヴ・アタックを結成し、ヴァージンと契約。歴史的デビュー・アルバム『ブルー・ラインズ』を1991年にリリース。その後も『プロテクション』、『メザニーン』(リリース後、マッシュルームが脱退)、『100th WINDOW』と驚異的大ヒット・アルバムを立て続けに発表。2作連続UKアルバム・セールス・チャート1位という快挙を果たし、名実共に90年代を代表するバンドと成長する。”トリップ・ホップ”というジャンルを定着させることにも成功し、世界ツアーへも幾度と出掛け確実にファンを増殖させていく。2006年には初のベスト・アルバム『コレクテッド』をリリース。そして2010年、約7年ぶりとなる新作『ヘリゴランド』を発表。よりオーガニックに、バンド・サウンドに、一音一音拘って練り上げた究極の傑作を生んだ。
そんな彼らの来日公演「国際音楽祭 SOMEWHERE, Massive Attack」。 SOMEWHEREは2019年4月東京を皮切りにスタートした国際音楽祭。Phoenix, JUSTICE, Carl Barat, Friendly Fires, Basement Jaxx ら世界的なアーティストのパフォーマンスでデビュー。続く2019年9月にロンドン ハックニー・エンパイア劇場でピーター・ドハーティとカール・バラーの歴史的な復活ライブをSOMEWHERE with 1001 Candles ステージで実現し、イギリスのエ ンターテイメントメディアから大絶賛を得た。1001本のキャンドルを使ったステージをシグネチャーステージとして世界公演の展開も予定している。
今回の来日公演について、DJで音楽評論家の荏開津広氏は、「レゲエの低音から密やかな電子の交信のようなサウンドのテクスチャー、天使のような 歌声、社会や政治についての言葉まで、音楽というものが、聞き手である私たちを包み 込んでくれるラディカルな”環境“だという、極めて 21 世紀的なコンセプトを遥かに先取 りしていたマッシヴ・アタックという在り方、パフォーマンス――そういえば、名盤『メザニ ーン』から丁度 20 年・・・あの曲やってくれるかな?あの曲は?・・・2020 年の終わりに 相応しい経験/コンサートを期待します。」 とコメントしている。
◆ 来日公演情報
『「国際音楽祭 SOMEWHERE, Massive Attack』
● 2020年10月6日
グランキューブ大阪
● 2020年10月8, 9日
東京国際フォーラムA