<特集 – スカッとする曲>
新型コロナウイルスの菅瀬拡大が止まらない日本。夜、飲みに行くことも、地方に遊びに行くこともはばかられる現在。気分も鬱々としてしまいがち。そんな気分をスカッとさせてくれるような曲を特集。
Power Of Love
Power Of Love Huey Lewis & The News
80年代を代表するバンド、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの代表曲。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に提供され、大ヒット。リリースは1985年で、80’s特有のシンセサウンドと、シンプルなギターリフが織りなすイントロだけでもハッピーな気分にさせてくれる。なお、ヒューイ・ルイスは映画にもカメオ出演しているので、まだ見つけていない人は探してみてはいかがだろう。
My Own Worst Enemy
My Own Worst Enemy Lit
アメリカ、オレンジカウンティ出身のバンド、リット。90年代半ばから2000年代初頭にかけて、アメリカではパワーポップ系のバンドが多く生まれた。特に、カリフォルニアのオレンジカウンティ出身のバンドは、オフスプリング、シュガーレイ、ノー・ダウト、ゼブラヘッドなどなど、その地名がサブジャンルになるんじゃないか、というほど成功を収めている。リットはそこまでビッグにはならなかったが、この曲はミドルテンポながらも、ギターリフとベースとドラムのシンクロがキレが良く、サビのフィニッシュに向かって上がっていく感じも気持ちいい。
Always : Your Way
Always : Your Way My Vitoriol
1999年に、イギリス ロンドンで結成されたマイ・ヴィトリオールは、2001年にデビューアルバム「Fine Lines」をリリース。このアルバムからのリード曲が、この曲。シューゲイザーのような厚みのあるギターサウンドでありながらも、疾走感があり、ヴォーカルのメロディラインもエモーショナル。何と言っても、楽曲の冒頭、一瞬のドラムロールからギターが入ってくるあたりが爽快である。
Two Months Off
Two Months Off Underworld
イギリスを代表するエレクトロ・アーティスト、アンダーワールド。リリースは2002年。静かな立ち上がりの曲だが、厚みのあるシンセのリフとパーカッションで煽られる感じ、さらに曲の途中で再び静かになってからの、爆上げと、構成もリスナーのテンションをあげてくれること間違いなし。
さらにMVは、森の水たまりの中で、雨が降る中、カール・ハイドが激しく踊りながら歌っている(終盤は寝そべってるけど)。このMVを見ると、その爽快感は何割か増すことだろう。
Treasure
Treasure Bruno Mars
現在のポップスター、ブルーノ・マーズの2012年のヒット曲。70年代、ディスコ・ファンクバンド風のサウンドで、シンプルなギターカッティングと、スラップベースに乗せて、展開するハッピーなダンスナンバー。MVやライブの動画などをみてもらうと分かるが、バンドメンバーと衣装を揃え、シンプルだけど、おそらく簡単ではないだろうステップを踏みながらのパフォーマンスは、見ているだけで高揚感を覚え、聴き終わった頃にはスカッとしている。どことなく、1曲めに紹介したPower Of Loveの雰囲気にも似ている。このあたりは、ブルーノ・マーズのサウンドプロデュースが、70〜80年代を意識している影響もあるかもしれない。