(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
昨年リリースした通算4枚目となるオリジナル・アルバム『メタヴォリューション』が、今年1月に開催された第62回グラミー賞にて、“最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム”部門を受賞。自身初となるグラミー賞を受賞した男女ギター・デュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ(Rodrigo y Gabriela)が、同作品からメインに選曲された昨年のワールドツアーのライヴ・アルバム『メタヴォリューション・ライヴ』をリリースした。
(Photo: Ebru Yildiz)
今作には荘厳なアレンジで話題になった、スタジオ・バージョン同様20分ほどの長尺曲「エコーズ」(ピンク・フロイドのカバー)の他にも、彼らを代表する一曲でライヴでは必ず演奏されるスパニッシュ・テイスト全開の人気曲「タマクン」や「イレブン・イレブン」などの人気曲がセレクトされており、まさに彼らのライヴ熱を凝縮した一枚に仕上がった。
同ツアーは北米とヨーロッパの都市、フェスティヴァルを巡る全92公演が行われ、彼らは全公演で同作を全曲演奏。本来であれば、この夏には歴史的なグラミー賞受賞の喜びをファンと分かち合うために、スペシャルなライヴも企画されていたが、世界的なコロナウィルスの影響で、メキシコの自宅でロックダウン期間を過ごすことを余儀なくされた。そんな中で企画されたのが今回のライヴ・アルバム。メンバーはファンに向けてこのようなコメントを残している。
「この録音を聞くということは、2019年、僕たちがアルバム『メタヴォリューション』を世界にアピールすることが出来た年に行ったライヴ・ツアーに、集まってくれた素晴らしいファンとまた繋がれるということ。あの瞬間こそ、僕たちはアーティストとして、ミュージシャンとして、本当の意味で完成した気がしたんだ」。
ロドリーゴ・イ・ガブリエーラは、メキシコ出身のロドリーゴ・サンチェスとガブリエーラ・クインテーロの男女によるギター・デュオ。地元メキシコでブラック・サバスやメタリカなどに影響を受けたスラッシュ・メタル・バンドをやっていたが、新しいスタイルの音楽を求めふたりで未知の国アイルランドに渡る。バスキングで食いつなぎながらストリートで腕を磨いていく中でそのプレイ・スタイルが評判を呼び、活動の場を徐々にヨーロッパ各地にも広げる。今作は2011年以来、9年ぶりとなるライヴ・アルバムとなるが、これまでもアイルランド、イギリス、フランス、日本などで行われたギグの手土産としてライヴ・アルバムをリリース。生のライヴ体験が難しい昨今だが、グラミー受賞により更なる飛躍を遂げている彼らの最新ライヴ音源を是非堪能してほしい。
◆ 作品情報
ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ
『メタヴォリューション・ライヴ』
<トラックリスト>
● CD1
1. クロトーナ・デイズ | Krotona Days
2. ウィットネス・トゥリー | Witness Tree
3. ザ・サウンドメイカー | The Soundmakers
4. イレブン・イレブン | 11:11
5. ディアブロ・ロホ | Diabro Rojo
6. エコーズ | Echoes
7. メタヴォリューション | Mettavolution
8. タマクン | Tamcun
● CD2
1. ガブリエーラ・ソロ | Gabriera-Solo
2. エレクトリック・ソウル | Electric Soul
3. クンベ | Cumbe
4. ハヌマン | Hanuman
5. テラセントリック | Teracentric