<特集 – DJ Gammer>
イギリス出身のDJ/プロデューサーのDJ GAMMER。本名はMatthew Lee。
子供の頃から音楽が好きで、10歳か11歳の頃にテレビでFatboy SlimのDJプレイを見たことがきっかけでDJを目指すようになったそう。
現在は、UKハードコアの重要人物で、キング・オブ・ハードコア、とまで呼ばれるようになったそう。今回はそんなDJ GAMMERを特集。
DOUGALと共に
ACID DOUGAL & GAMMER
彼がシーンに登場したのは2002年で、初期のリリースは、彼を見出したハードコア界の重鎮、ダガルとのコラボが多く見られる。この曲は、配信サイトなどで遡っていくと、一番最初のリリース音源として聴くことができる。
ハードコア独特の速いテンポはかつてのパラパラを彷彿とさせる。スクラッチのようなSEも特徴的だ。
SONG OF THE YEAR
A NEW FEELING GAMMER
2006年にリリースしたシングル。GAMMERはこの曲でハードコア・ヘヴン・アウォーズの「Song Of The Year」を受賞した。少しトランスの要素が入りつつ、「ハッピー・ハードコアとも呼ばれるように、明るい曲調も特徴的だ。
GAMMERは、2008年から2012年まで、HARDCORE DJ OF THE YEARを受賞するなど、名実ともにTOP DJになった。
REMIX
ZOMBIE(GAMMER FLIP) RAN-D
オリジナルの楽曲だけでなく、リミックスも数多く手がけており、2019年にRan-Dの曲「ZOMBIE」のリミックスがヒットしている。RAN-DはオランダのDJで、彼自身もハードな曲調を得意としているが、オリジナルバージョンは、そこまでドラムが入っていなかったが、GAMMERによって、ブレイクの間奏でドラムがかなりプラスされた。サビの歌から、ハードなドラムへの移行は、フロアではかなり盛り上がる構成だろう。
単独名義
JOY GAMMER
去年、GAMMER単独名義でリリースされたEP「ItsOkay」に収録された1曲。ダブステップ、ブロステップの要素も取り込んでいるように聞こえる。また、タイトルが表しているように。EPの中でもっともキャッチーで明るい楽曲に仕上がっている。
最新
IN COMING STEVE AOKI & GAMMER
今年リリースされたシングル。コラボレーションしているのは、日本でも人気の高いスティーヴ・アオキだ。荘厳なブラスから始まり、意外とポップなのかと思いきや、やはりバキバキのドラムを聞かせてくれる。時折聞こえてくるジャングル風のパーカッションも耳に残る。2分半にも満たない長さの曲だが、フロア受けの良さは、聞けばわかるだろう。MVのアニメも是非見てみてほしい。