(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
JAZZ界に現れた新星ギタリスト=パスクァーレ・グラッソ(Pasquale Grasso)の最新作『パスクァーレ・プレイズ・デューク』の配信がスタートした。同時に、アルバムからサマラ・ジョイとの共演による「ソリチュード」の演奏映像が公開された。
「ソリチュード」 ミュージック・ビデオ
ニュー・アルバムは”プレイズ・デューク“のタイトルどおり、エリントンの名曲をセレクトしている。ここに聴かれるシルキーでヴィンテージ感溢れる音色は1950年代の名手ジョニー・スミスや今年生誕100年のレジェンド、タル・ファーロウを思い起こさせるかもしれない。「僕はずっと1940年代~50年代のギター・サウンドが大好きで、そのクラシカルなギターの音色に心奪われるんだ」とパスクァーレはコメントしている。ソロ・パフォーマンス5曲と、アリ・ローランド(ベース)、キース・バッラ(ドラムス)共演によるトリオ編成での8曲を収録しており、「ソリチュード」と「ムード・インディゴ」ではサマラ・ジョイとシーラ・ジョーダンがスぺシャル・ゲストとして参加。パスクァーレの新たな魅力が引き出されている。プロデュースはこれまと同じくマット・ピアソン。なお、新譜から「スイングしなけりゃ意味がない」のミュージック・ビデオも公開中。なお11月24日(水)に発売される国内盤CDには9月16日に録音された日本用ボーナス・トラックを1曲追加収録して発売される。
「スイングしなけりゃ意味がない」 ミュージック・ビデオ
「バド・パウエルやアート・テイタム等ビバップの偉大な先駆者たちから多大な影響を受けた」と語る現在32歳のパスクァーレ。自分の頭の中の音世界を表現するため、ボローニャ音楽院でクラシック奏法を学んだ。独自の奏法で、かつてない創造性に満ちたプレイに、パット・メセニーがその才能を賞賛しギター界で注目を集めた。ニューヨーカー誌は「パスクァーレ・グラッソはベルを鳴らすようにギターを弾く」と絶賛。パスクァーレは2019年からデジタルEP配信を重ね、今年5月には世界に先駆け日本でCDデビュー作となる『ソロ・マスターピース』をリリース。その温かな音色、自由な発想と超絶テクニックが話題になった。
【バイオグラフィ:パスクァーレ・グラッソ】
公式サイト:https://www.sonymusic.co.jp/artist/pasqualegrasso/
現在、ニューヨークのジャズ・クラブを拠点に活動を続けるパスクァーレ・グラッソは1988年10月19日南イタリアのカンパニア州アリア―ノ・イルピーノ生まれ。音楽好きな一家に育ち、テレビの代わりに父親がかけるチェット・ベイカー等ジャズのレコードを聴いていたという。来日歴もあるサックス奏者のルイージ・グラッソは実兄で、幼少の頃から自然とジャズに親しみ6歳でギターを弾き始めた。縁あって海外で活躍する名匠のマスタークラスを受講しながらも、自身の目指す音世界のため名門ボローニャ音楽院でクラシック・ギター奏法を学んだ。その後NYへ活動の場を移し、2015年10月ニューヨークで開かれたウェス・モンゴメリー国際ジャズ・ギター・コンペティションで優勝を果たす。
2016年、パット・メセニーがギター誌のインタビューで“もしかすると、生涯聴いた中で最高のギター・プレイヤーだと思う”とパスクァーレを絶賛、注目を集めた。2018年4月にはケネディ・センターで行われたNEAジャズ・マスターズ・トリビュート公演にも出演。2019年6月にはマスターワークス・レーベルからデジタルEP配信を開始し、これまでバド・パウエル、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカー作品他をパスクァーレ・グラッソ独特のスタイルで演奏した”ソロ”シリーズをデジタル配信中だ。バド・パウエル、アート・テイタムをこよなく愛するパスクァーレ。『ソロ・マスターピース』は、記念すべきCDデビュー作となった。
◆ リリース情報
パスクァーレ・グラッソ
『パスクァーレ・プレイズ・デューク』
・デジタル・アルバム:9月17日より配信スタート
・国内盤(Blu-Spec CD2品番:SICJ30024 )11月24日発売
【トラックリスト】
01. スイングしなけりゃ意味がない
02. ブルー・ローズ
03. プレリュード・トゥ・ア・キス(ギター・ソロ)
04. ソリチュード feat.サマラ・ジョイ (ヴォーカル)
05. コットン・テイル
06. ウォーム・バレー(ギター・ソロ)
07. ムード・インディゴfeat.シーラ・ジョーダン(ヴォーカル)
08. イン・ア・センティメンタル・ムード(ギター・ソロ)
09. ウィッグ・ワイズ
10. オール・トゥ・スーン
11. デイ・ドリーム(ギター・ソロ)
12. イン・ア・メロウ・トーン
13. リフレクションズ・イン・D
* 日本盤のみのボーナス・トラック・・・2021年9月16日録音予定