(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
グラミー賞4度受賞のロバート・グラスパー(Robert Glasper)が、カリフォルニア州イングルウッド出身のD・スモークとティファニー・グーシェをフィーチャーしたニュー・シングル「Shine」をリリース、同時にそのミュージック・ビデオも公開された。
“SHINE” FEAT. D SMOKE AND TIFFANY GOUCHÉ Official Music Video
本トラックは、2021年グラミー賞で最優秀R&Bソングを受賞したH.E.R.をフィーチャーした「Better Than I Imagined」以来のリリースで、待望の『Black Radio 3』は、これまでの作品と同様に、黒人の愛と回復力を称える文化的な瞬間を表現したものになるとのことだ。
今回フィーチャリングに起用されたD・スモークは、今年の9月、グラスパーのケネディ・センターでの公演時に共演、心地いい自然なパフォーマンスを披露したとのことで、そのときに2人の間で創造的な絆を深めたという。
今回のコラボレーションについて、ロバートは次のようにコメントしている。
「この曲でD ・スモークとコラボレーションできたことをとても嬉しく思います。彼は間違いなく、今日の新世代のヒップホップ界をリードする声の持ち主です。彼は本物の音楽を理解しているし、素晴らしいミュージシャンやアーティストの家系に生まれました。そういえば、この曲に参加している彼のいとこのティファニー・グーシェにも拍手を送りたいですね。私たちは、みんなが輝いているのを見たいのです」
次のアルバムに先駆けて、10月1日から11月7日まで、グラスパーは世界的に有名なニューヨークのブルーノート・ジャズ・クラブに戻り、3回目の秋のレジデンシー公演を行っている。33夜で全66回のショーという前代未聞の公演数だ。2018年、グラスパーはブルーノートで1ヶ月間のレジデントを行ったが、それはジャズ界の伝説的存在であるディジー・ガレスピー、チック・コリア、クリス・ボッティなどに続く4人目のミュージシャンという快挙となった。このレジデンス公演は、ニューヨーク・タイムズ紙で取り上げられ、「グラスパーが『おそらく同世代で最も著名なジャズ・ミュージシャン』である」と紹介された。グラスパーのこれまでのブルーノート・レジデンス公演には、デイヴ・シャペル、カニエ・ウェスト、クリス・ロック、クエストラヴ、ジル・スコット、コモン、タリブ・クウェリ、イェバなどの予告なしの特別ゲストが頻繁に訪れることもあり、今回のレジデンス公演でも誰が予告なしに現れるかが楽しみだ。
なお、本トラックも収録される待望の『Black Radio 3』は、2022年初頭にリリースが予定されている。
【プロフィール:ロバート・グラスパー】
グラミー賞では、最優秀R&Bアルバム賞、最優秀R&Bソング賞、最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞、最優秀コンピレーション・サウンドトラック・フォー・ビジュアル・メディア賞に9回ノミネートされ、4回の受賞を果たしている。また、2017年、エヴァ・デュヴェルネ監督のドキュメンタリー映画「13th」(コモン、カリーム・リギンス出演)に提供した楽曲「Letter to the Free」でエミー賞も受賞。ヒューストン出身の43歳のグラスパーは、一貫した文化的メッセージを発信しながら、音楽と映画の両方で芸術性を発揮し、豊かなキャリアを築いてきている。2012年に発表したアルバム『ブラック・レディオ』は、史上初めて4つのジャンルのチャートで(ヒップホップR&B、アーバン・コンテンポラリー、ジャズ、コンテンポラリー・ジャズ)同時にトップ10入りした史上初のアルバムとして話題になった。この偉業は、『ブラック・レディオ 2』でも達成された。現在進行中の「ブラック・レディオ」シリーズは、グラスパーの名刺代わりとなっており、モス・デフやビラルなど長年のブラザーたちから、レディシー、カニエ・ウェスト、ジル・スコット、エリカ・バドゥなどの伝説的なミュージシャンまで、先駆的なコミュニティの中心に位置している。
◆ シングル情報
ロバート・グラスパー
“SHINE” FEAT. D SMOKE AND TIFFANY GOUCHÉ