ロバートグラスパー 特集 Part2
今回のロバートグラスパーのアルバム、アートサイエンスご紹介をすると、
1972-3年の時代に落ち着きます。
黒人音楽、JAZZは歴史が長いですから、含めてご紹介します。
Robert Glasper Experiment Find You
アートサイエンス Find You
ピアノ早引きの瞬間はシステムチックに演奏します、
チックコリアを思い浮かべますね。
アップリフティングの後は、ギターソロ、EDMに近いですね。
チックコリアの影響を考えると、プログレッシブロックを意識しているでしょう。
チックコリア
1973年
このアルバムはレーベルがECMレコードです、
沈黙の次に美しい音を作るがコンセプトのドイツのジャズレーベルです。
チックコリアは、マイルスバンドのメンバーでして、ピアニストです。
ラテンバンドで演奏していたキャリアも持っているので、ダンサブルな演奏をしますが、
チックコリアは、世界で最も優秀な音楽大学の中の1つとされている、ジュリアード音楽院を卒業していますので、
バカテクです。
なので、グルーブはありますが、システマチックな演奏を得意としております。
ゲイリー・バートンはヴィブラフォン奏者です。
この人もバークリー音楽大学を卒業し、またバークリーで講師も務めています。
バカテクです。
他の楽器では出せない、ふくよかな響きがある、ヴィブラフォンを聞かせます。
テクニックとふくよかな音楽性がマッチした、JAZZならではの超名曲ですね。
LIVE版ですと、ピアノの弦を抑えて、ミュートしながら演奏してます。
ピアノ演奏なのに、DJのようです、意識高すぎて突き抜けています、2周ぐらいしていますね。
Chick Corea and Gary Burton Senor Mouse
Seals & Croft Summer Breeze
シールズ&クロフツ
1972年
シールズ&クロフツはアメリカ合衆国、カリフォルニア州、ロサンゼルス出身の
1969年に結成されたフォークデュオです。
この曲が代表曲になります、2004年にもアルバムをリリースしていますね。
この曲のプロデューサーはルイ・シェルトンでして、
ザ・モンキーズのLast Train To Clarksvilleでセッションギタリストを務めた方です。
ザ・モンキーズといえば、日本では忌野清志郎さんがカバーしたので有名ですね。
Summer Breezeの郷愁感の正体は、ルイ・シェルトンにありますね。
アイズレー・ブラザーズ
1973年
アイズレー・ブラザーズ (The Isley Brothers) は1954年にオハイオ州シンシナティで結成された、
黒人のソウルグループです。
原曲のシールズ&クロフツのSummer Breezeは白いトリオで作成された曲ですが、
黒人がカバーすると、非常に濃くなりますね、
またこの時代にしては、珍しいと思います。
ギターソロがたまらないですね、ファンクでサウンドでギターソロというと、
プリンスを思い浮かべますが、こちらからは、サンタナ的な香りはしない、別の哀愁のソロです。
The Isley Brothers Summer Breeze
Robert Glasper Experiment Day To Day
アートサイエンス
ニューヨーク出身のサックス奏者、
ケイシー・ベンジャミンが作詞作曲を務め、
この曲ではボーカルも務めています。
ディスコライクなファンクサウンドに仕上がっています。