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フレンチ VS アメリカンHIPHOP編
使われている曲がフランスでのHIPHOP、いわゆるフレンチラップになります。
今回はフレンチラップに対して、アンサーソングでアメリカのHIPHOPの名曲も含めてご紹介します。
ご紹介する曲のリリース時期が、
アメリカのHIPHOPの方が若干古いのですが、
クオリティの高さが解るかもしれません。
HIPHOPの本場の本領発揮になります。
K-Reen & Def Bond; Tu Me Plais
K-Reen & Def Bond
1998年
K-Reenことカリーヌは1992年から活動を開始している、
フランス、ガイアナ出身の歌手です。
スタートは、RoostnegというHIPHOPグループで、
ラッパー、歌手として活動を開始しました。
マイケル・ジャクソン、チャカ・カーン 、スティービー・ワンダー 、ホイットニー・ヒューストン 、プリンスらに影響を受け、
16歳で家を出たそうです。
Def Bondこと、エリックDorgal デフ・ボンは
1969年6月6日生まれ、47歳の、フランス、エソンヌ、ロンジュモー 出身の
ラッパー、プロデューサーです。
マルセイユの、ソウルスィングというグループのラッパーで、
ソウルスィングの活動を追っていると、
フランスのHIPHOPでは、活動歴史が長いIAMという名前のHIPHOPグループと関連があるようです。
こちらのIAMもマルセイユ出身なので、マルセイユはフランスのHIPHOPでは熱い場所なのかもしれません。
Dr. Dre featuring Snoop Dogg ; Nothin’ But a G thang
ドクタードレー
1992年
言わずもがな、ウエストサイドHIPHOPの王様、ドクタードレーの曲です。
この曲はグラミーも取りました、Snoop Doggが一躍有名になった曲でもあります。
従来のHIPHOPとは違い、グルーブがあり、非常に完成度が高い曲になります。
ドクタードレーはもともとワールド・クラス・レッキン・クルーというグループで、
キーボードを演奏していますので、HIPHOPによらない、ダンスミュージックを作ることができます。
最近ですと、ヘッドホンブランドbeats by dr.dreの創設者で、アップル社に売却しました。
もともとドレーサウンドと言われるほど、音つくりに定評がありまして、そのノウハウも生かしてヘッドフォンブランドを作っていました。
Akhenaton
AkhenatonことフィリップFragioneは
1968年9月17日生まれ、48歳の、フランスマルセイユ出身の
ラッパー、プロデューサーです。
先ほど上げた、IAMのメンバーですね。
HIPHOPの場合、大御所のグループがいて、
そのメンバーがプロデューサとして、様々なシーンを作っていくことが多いです。
IAMはフランスでは大御所のHIPHOPグループなんでしょう。
Akhenaton Lyrics files
Rakim
1997年
ラキムはイーストサイドHIPHOPでは卓越したリリック、歌詞で最も影響力のあったラッパーの一人です。
1985年、エリックBと共に、エリックB&ラキムというグループ名で、活動し、ゴールデンエイジ・ヒップホップの立役者の一人です。
この曲のトラックメイカーはクラークケントでして、もともとJAY-Zのトラックメイカーになります。
キックの位置にシンセベースをかぶせ、リフ+ドラムビートのHIPHOPをもっともづリムにし、クールに仕上げた作品です。
この曲の影響はなかなかでして、似たような曲が良く出ました。
Rakim: Guess Who’s Back
Deni Hines Give Me Your Love
デニ・ハインズ
1998年
デニ・ハインズことDohnyale「デニ」シャロン・ハインズ はオーストラリアニューサウスウェールズシドニー出身、
1970年9月4日生まれ、46歳の歌手です。
1990年に地元オーストラリアでデビューし、活動極点をイギリスに移しました。
ヨーロッパでは確固たる人気を築いておりまして、
母親は、オーストラリアの人気歌手マーシャ・ハインズになります。
日本でも1996年のアルバム、Imagination/Pay Attentionは3万枚売れ、21位になっています。
Jay-Z Dead Presidents2
Jay-Z
1996年
ジェイ・Zことショーン・コーリー・カーターは、アメリカ合衆国・ニューヨーク州ブルックリン出身、
1969年12月4日生まれ、46歳のラッパーです。
MTVが選ぶ「世界的にもっとも偉大な輝きが衰えないラッパー」「世界的にもっとも頂点に君臨するラッパー」にも選ばれており、
イーストサイドHIPHOPを代表するラッパーです。
ビヨンセの旦那さんで、デフジャムレーベルの社長といった方が解りやすいかもしれません。
この曲はファーストアルバムに収録されており、プロデューサーはDJプレミアです。
ファーストアルバムに提供される曲としては、異例のカッコよさで、当時びっくりした記憶があります。