アース・ウィンド・アンド・ファイアー特集 PART2 バラード編
意外と他作曲家からの曲提供が多く、白いメロディを聴くことができます。
この辺はベイビーフェイスとは違い、アースの作曲的な得意分野はダンスミュージックなようですね。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーというと、
バンドのリーダであり、ファルセットボイスが美しい、モーリスホワイトが中心になっていますが、
彼は1941年12月19日生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにて青年期を過ごしました。
12歳の時にドラムを始め、17歳の時にシカゴに引っ越し、
シカゴ音楽院に通っていました。
シカゴのチェスレコードに所属しており、
ベティ・エヴェレト、ラムゼイ・ルイスらのバンドにドラマーとして参加してキャリアを積んでいました。
Earth, Wind & Fireは占星術にて、土、風、火の要素があることから名づけられており、
1970年にバンドを結成しましたが、なかなかヒットせず、
1972年に活動拠点をロサンジェルスに移動し、コロムビア・レコードと契約後ヒットに恵まれました。
Earth, Wind and Fire Love Is Life
デビューシングル
1970年
この曲はデビューシングル でして、
プロデューサーに、ジョー・ウィザートをむかえて作成されました。
ジョー・ウィザートはタートルズ(Turtles)のアルバム「Happy Together」や、
Boz Scaggsのアルバム「Down Two Then Left」等でも活躍していた名プロデューサーです。
1979年
この曲の作曲家は、デビットフォスターです。
シカゴのプロデューサーで有名ですが、
セリーヌ・ディオン、ホイットニー・ヒューストン、
マイケル・ジャクソン、シカゴ、マドンナ、松田聖子などにも曲を提供している、80年代を代表するスーパープロデューサーです。
まだ無名のころにこの曲を手掛けました。
さすがの白いメロディックですね。
Earth, Wind & Fire After The Love Has Gone
Earth, Wind & Fire Reasons
サウンドトラック
1975年
この曲は、アルバムThat’s the Way of the World(暗黒への挑戦)に収録されているんですが、
もともとは同名映画のサウンドトラックです。
しかしながら、映画は興行的に成功しないだろうとメンバーは察知しており、
映画の公開前にサウンドトラックをリリースしました。
70~80年代はミュージシャンの映画とのコラボレーションでのプロモーションが多く、
プリンスのパープルレイン、パレード、サインオザタイムズ等もありますし、
サザンオールスターズの真夏の果実もそうですね。
ジョー・ウィザート
Earth,Wind & Fire Devotion
Earth, Wind & Fire Spend The Night
ドーン・トーマス
1993年
この曲は、アルバムミレニアムに収録されています。
作曲家は、ドーン・トーマスという方でして、
同じ名前の方ですと、「ENDLESS STORY」(エンドレス・ストーリー)
という、映画NANA-ナナ-にて、伊藤由奈さんが歌っていた曲の作曲家かなと思われます。
アメリカウェストバージニア州ローガン郡出身の女性の作曲家、歌手になります。
アースのメンバーが作曲した曲と、他者からの提供の曲は明確な違いがありますね。