チリー・ゴンザレスが、人気シリーズ最終章となる話題の新作『Solo Piano lll』から、収録曲「October 3rd」の演奏動画を公開した。こちらはチリー・ゴンザレス本人が演奏する手元を撮影した【PianoVision】シリーズの最新動画となっている。
(情報提供:BEATINK)
(Photo by Alexandre Isard)
楽曲名にもなっている10月3日は、チリー・ゴンザレスにとって特別な日であり、『Solo Piano lll』の中でも、最も感情が込められた楽曲だという。
「10月3日は私にとって重要な日だ。人生を変える決断を下した日なんだよ。私はもともとは内向的な人間で、自分の内面を人と共有するのが苦手だった。だからシンプルにジェイソン・ベック、つまり自分自身に課したんだよ。ファンタジーの姿であるチリー・ゴンザレスは、その真反対の人格でいよう、とね。
楽曲のタイトルをつける際、曲を理解する上でのヒントや文脈を連想させるイメージや言葉遊びを使って、ひねったものを好む傾向があることに気づいている人もいるだろう。しかしこの曲については、あえてひねりのないタイトルをつけてる。決断を下した日をそのままタイトルにした。この曲は他と違うということをリスナーに知って欲しかったんだ。このタイトルと意図自体はわかりにくいと思うけど、『Solo Piano lll』の中でも、最も感情を込めたこの曲が、特別な存在として注目されることを願ってるよ。」
– Chilly Gonzales
‘October 3rd’ in PIANOVISION
第68回ベルリン国際映画祭正式出品
『黙ってピアノを弾いてくれ』
ベルリン映画祭で鳴り止まないスタンディングオベーション!
ダフト・パンク、ビョークらが心酔する<狂気>の天才音楽家、チリー・ゴンザレス。
その破天荒で感動的な魅力に迫る、傑作音楽ドキュメンタリー
監督:フィリップ・ジェディック 製作:スティーヴン・ホール『MR.LONG/ミスター・ロン』、アントワネット・コスター
出演:チリー・ゴンザレス、ピーチズ、トーマ・バンガルテル(ダフト・パンク)、ファイスト、ジャーヴィス・コッカー、ウィーン放送交響楽団ほか
2018 年 / ドイツ・イギリス合作 / 英語・フランス語・ドイツ語 / 85 分 / DCP / カラー / 5.1ch / 原題:SHUT UP AND PLAY THE PIANO
日本語字幕:額賀深雪 提供:トランスフォーマー+パルコ 配給・宣伝:トランスフォーマー 宣伝協力:Beat Records, bonjour records
http://www.transformer.co.jp/m/shutupfilm/
映画のキーにもなっている彼の傑作シリーズ最終章である最新作『ソロ・ピアノlll』をリリースしたばかりのチリー・ゴンザレス。本映画では、90年代後半以降カナダからドイツへとわたり、〈狂気〉とも呼ばれる言動の数々で注目を浴びるに至った軌跡、それとは裏腹に繊細で美しいピアノの音色を奏でる彼の人間性を随所で感じることができる。ダフト・パンク、ジャービス・コッカーらとの共演や、ウィーン放送交響楽団とのステージでの驚愕のパフォーマンスも収録した、最高のエンターテイメント作となっている。
■ アルバム情報
label: Beat Records / Gentle Threat LTD
artist: Chilly Gonzales
title: Solo Piano III
release date: 2018.09.07 FRI ON SALE
国内盤CD: BRC-577 ¥2,200
国内盤CD+トートバッグ: BRC-577TB ¥4,200
<トラックリスト>
01. Treppen
02. Pretenderness
03. Prelude In C Sharp Major
04. Famous Hungarians
05. Chico
06. Nimbus
07. Be Natural
08. Ellis Eye
09. Present Tense
10. Cactus Impromptu
11. Lost Ostinato
12. Blizzard In B Flat Minor
13. October 3rd
14. Kopfkino
15. Whist
16. Lo Hi (Bonus Track for Japan)