洋楽情報・来日アーティスト・セレブファッション情報なら ナンバーシックスティーン

Dilemma

Artist Celeb News Feature Tweet

ザ・クレイプール・レノン・デリリウム、「ブラッド・アンド・ロケッツ」のミュージック・ビデオ公開

THE CLYAPOOL LENNON DELIRIUM


ショーン・レノンとレス・クレイプール(プライマス)によるプロジェクト、ザ・クレイプール・レノン・デリリウム(The Claypool Lennon Delirium)のニュー・アルバム『サウス・オブ・リアリティ』(2019年2月22日全世界同時発売)からの第一弾シングル「ブラッド・アンド・ロケッツ」のミュージック・ビデオが公開された。

(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)

「ブラッド・アンド・ロケッツ/ Blood and Rockets : Movement I, Saga of Jack Parsons – Movement II Too the Moon」 ミュージック・ビデオ

「ブラッド・アンド・ロケッツ」はメランコリックで憂いのあるメロディとレス・クレイプールの超絶ベースが印象的な中期から後期のビートルズを彷彿させるようなサウンドで、NASAの宇宙開発計画に大きな影響を与え「宇宙開発の真の父」とも呼ばれるロケット科学者でありながら、オカルトにのめり込み、歴史から抹消されたジャック・パーソンズ(1914年10月2日生 ~ 1952年6月17日没)をテーマにした曲。このビデオについてショーン・レノンはこう語っている。

『ジャック・パーソンズは月へ行くための液体燃料技術を開発した天才ロケット科学者で宇宙開発のパイオニアだった。彼は後にNASAとなるジェット推進研究所(JPL)を設立したこともあり、月の裏側の大きなクレーターが彼の功績にちなんで命名された(「パーソンズ・クレーター」)。しかし、彼はアレイスター・クロウリー(20世紀最強の黒魔術師にして「世界で最も邪悪な男」と呼ばれている)のカルト教団「東方聖堂騎士団」の敬虔なリーダーとなり、パサデナの彼の自宅で官能的な儀式を秘密裏に行なっていた。彼のオカルトへの執着が自らを終焉に招いたとみる向きもある(パサデナの自宅で化学燃料を用いた秘密裏に行っていた錬金術の実験中に大爆発事故で死去)。リッチ・ラグスデールが監督するこのビデオは、その数奇な人生と狂気の世界を見事に正確に表現している。バフォメット(山羊の頭を持った悪魔)はもうひとりのアメリカの英雄、マーロン・ブランドをかなりもっともらしくイメージしている。みんなに楽しんでもらえると嬉しいよ』

「ブラッド・アンド・ロケッツ」のミュージック・ビデオの監督は、ショーンの以前のバンドGHOST OF A SABER TOOTH TIGER(「ANIMALS」)や、アヴィーチー(AVICII VS LENNY KRAVITZ「SUPERLOVE」)、セオリー・オヴ・ア・デッドマン、アット・ザ・スカイラインズなどの作品も手掛けたリッチ・ラグスデール。ビデオ制作のいきさつについてこう語っている。

『昨年、ショーンは私にジャック・パーソンズに関する本を送ってくれて、これを基にアニメーションでミュージック・ビデオを作ってくれないかと聞いてきた。私はプロのアニメーターではないけれど、挑戦してみたんだ。何カ月も太陽を拝まぬまま制作してきたものは、最終的にパルプ・サイエンスフィクションの世界へ深く誘うものになった。爆発物、ロケット科学、セックス・マジック、バビロニアの女神がジャックの分離した頭とともに踊りまわり、宇宙の男根像が天の球体を受胎させる・・・少なくともジャック・パーソンズの数奇な運命をイメージするものができたと思っている』

ジャック・パーソンズについてはこれまでにも数々のドラマや映画も制作されており、アレイスター・クロウリーはこれまでロックの文脈の中でも語られてきた。ビートルズの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のジャケットにも登場(一番左上から2番目)、オジー・オズボーンの「Mr.Crowley」やローリング・ストーンズの「Sympathy For the Devil」のモチーフになり、デヴィッド・ボウイの「Quicksand」の歌詞にも登場、ジミー・ペイジに至ってはネス湖のほとりにあるクロウリーの館を購入した。

ザ・クレイプール・レノン・デリリウムの新作『サウス・オブ・リアリティ』は2016年『ザ・モノリス・オブ・フォボス』以来3年振りとなるセカンド・アルバム。サイケデリック・ロックとプログレッシヴ・ロックを融合させたサウンドに、煌めくポップなメロディを乗せた変幻自在の万華鏡サウンドが炸裂する、全曲二人による書き下ろし&プロデュース。更に日本盤ボーナストラックには、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ザ・フー、そして日本が世界に誇るフラワー・トラベリン・バンドのカバー4曲を収録。プログレ・サイケ・ポップの進化形とでもいうべき新たな姿を魅せてくれる。

日本盤のボーナス・トラックは、2017年に『Lime And Limpid Green』のタイトルで発売された10インチ・アナログEPの4曲を日本初CD化。新作の楽曲にもその影響がうかがえるシド・バレット時代のピンク・フロイドの名曲「天の支配」や、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」といったプログレの名曲とともに、レスのベースプレイの原点ともいえるザ・フーの「ボリスのくも野郎」、そして、日本が世界に誇るフラワー・トラべリン・バンドの「Satori」といった絶妙なカヴァーを収録している。

「Satori」 ミュージック・ビデオ

正真正銘のビートルズの遺伝子であるショーン・レノンと超絶変態ベーシストのレス・クレイプールの融合、本作についてショーンは「圧倒的な音のサイクロンで包むこのアルバムは、ミュータントの友だちと高性能のガラクタ・トラックに乗って、世界滅亡後の砂漠を覆う黄色いスモッグを駆け抜けたくなるようなアルバム」と語っている。

ザ・クレイプール・レノン・デリリウムのセカンド・アルバム『サウス・オブ・リアリティ』はCD、デジタル、アナログLPのフォーマットで2019年2月22日全世界同時発売(輸入盤のみの限定アナログLPはPink & Purple With Aqua Splatterカラー・レコード)。そして、新作を引っ提げて、4月から北米ツアーがスタートする。

◆ リリース情報

ザ・クレイプール・レノン・デリリウム『サウス・オブ・リアリティ』
The Claypool Lennon Delirium/South of Reality
● 発売日:2019年2月22日
● 品番:SICX-121
● 価格:¥2,400+税
● 日本盤ボーナストラック4曲収録
● 解説:藤本国彦 対訳:宮城裕次

ザ・クレイプール・レノン・デリリウム、「ブラッド・アンド・ロケッツ」のミュージック・ビデオ公開

【収録曲】
01. リトル・フィッシズ/Little Fishes
02. ブラッド・アンド・ロケッツ(1stシングル) / Blood and Rockets : Movement I, Saga of Jack Parsons – Movement II Too the Moon
03. サウス・オブ・リアリティ/South of Reality
04. ボリスカ/Boriska
05. イージリィ・チャームド・バイ・フールズ/Easily Charmed by Fools
06. アメジスト・レルム/Amethyst Realm
07. トーディマンズ・アワー/Toadyman’s Hour
08. クリケット・クロニクルズ・リヴィジテッド/Cricket Chronicles Revisited : Part I, Ask Your Doctor – Part II, Psyde Effects
09. ライク・フリーズ/Like Fleas 3:32

<日本盤ボーナストラック>
10. 天の支配/Astronomy Domine (Pink Floydのカバー)
11. ボリスのくも野郎/Boris The Spider (The Whoのカバー)
12. クリムゾン・キングの宮殿/The Court Of The Crimson King (King Crimsonのカバー)
13. Satori/ Satori (Flower Travellin’ Bandのカバー)

Produced by: Les Claypool & Sean Lennon
engineered and mixed by: Les claypool at Rancho Relaxo
All Instuments played by: Les Claypool & Sean Lennon
All songs written by: Les Claypool & Sean Lennon
Mastered by: Stephen Marcussen for Marcussen Mastering, Hollywood, CA
Drums on Boriska, Amethyst Realm, Ask Your Doctor: Paulo Baldi
Ask Your Doctor Voices: Josh Adam Meyers, Adam Gates

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です