(情報提供: BEATINK)
(Photo by Gloria Berenice Moreno)
シャーデーからケレラまでを彷彿とさせる涼味あふれるスムースな歌唱と、ハウスやテクノ、アンビエント、エレクトロニカ、ジャングルなど様々なスタイルを消化したデンマークの異能集団Regelbauを出自にもつプロダクション・センスで話題を呼んだエリカ・ド・カシエールが〈4AD〉との契約を発表。移籍第1弾となる最新シングル「No Butterflies, No Nothing」とそのMVを公開した。
Erika de Casier – No Butterflies, No Nothing
引き続き蜜月を続けるRegelbauからネイタル・ザックスを共同プロデューサーに迎えた楽曲はエレガントでミニマルなバックトラックで悲恋を歌うラヴ・ソングとなっており、MVの監督もエリカ自身が務めている。
「根本にあるドラマが絵に響くような”完璧”な世界を作りたかったの。子供の頃、『Days of Our Lives』(注:60年代アメリカの昼ドラ)を観るために学校から急いで帰っていたんだけど、ソープオペラって、登場人物の人生があからさまにドラマチックで非現実的に描かれているのがすごく面白いと思うの。ドラマが全てなのよね。それから、『Pride & Prejudice』や『Sense & Sensibility』のようなロマン派時代の映画にも影響を受けていたから、この2つの美学と自分の美学を融合させることができたのはすごく面白かった。」
ポルトガルに生まれ、デンマークを拠点に活動するエリカはコペンハーゲン地下シーンの中核を担う DJセントラルにフックアップされ注目を浴びると、2019年にはデビュー・アルバム『Essentials』を自主リリース。同作はMixmag、Gorilla vs. Bear、FACT、 Dummy、Crack Magazineといった海外メディアの年間ベスト作品として取り上げられ、ここ日本でもD.A.N.による海外アーティストを召喚する企画〈Timeless〉にて見事に2マン公演を成功させている。
◆ リリース情報
label: 4AD
artist: Erika de Casier
title: No Butterflies, No Nothing
title: AVAILABLE NOW