今年2020年は、オアシスの2ndアルバム「(What’s The Story) Morning Glory」がリリースされて25年が経つ。このアルバムは、全英アルバムチャートで初登場1位となり、オアシスの人気を揺るぎないものにしたアルバムだろう。全世界で2200万枚が売れたという。「Wonderwall」「Don’t Look Back In Anger」「Roll With It」など、オアシスを代表する楽曲が詰まっている、まさに彼らの代名詞だ。
90年代のイギリスといえば、マッドチェスターのムーブメントが終わり、ブリットポップが花開いた時代。そのブリットポップの楽曲で、オアシスの「Wonderwall」が最大のヒットとなったそうだ。
これは、イギリスBBCのRadio 2のランキング・プログラムで明らかになった。このランキングによると、2位もオアシスの「Don’t Look Back In Anger」、4位「D’You Know What I Mean? 」、7位「Whatever」、9位「Roll With It」、10位「Some Might Say」と、実にTOP10に6曲がオアシスの楽曲が入った。ライバル関係とされていたブラーは8位「Country House」が最高位と、売り上げに関しては、大きく溝をあけれらた形となった。
リリースから25年経った「Wonderwall」や「Don’t Look Back In ANger」を超える名曲が、2020年のUKロックで生まれているかと言われると、もちろん個人差はあるだろうが、なかなか思い浮かばないのが現実なのかもしれない。
オアシス再結成の声は絶えることはないが、それぞれのソロ活動の状況がよほど悪くならなければ再結成はなさそうなのが、ファンとしては寂しいところだろう。
(NO.16編集部)