皆さんは選挙の投票、行っているだろうか。筆者は20歳で投票権を得た際、「自分のたった1票で何か変わるなんて思えない。だから行かない。」などと、知った風な口を聞いて、投票行動を放棄していた。思えば愚かな選択だったと思う。しかし、同い年の友人にそんな事を言ったら、その友人は「俺は投票行くよ。だって投票してないと文句を言いたい時も言えないじゃないか。」と反論した。確かにその通り。それからは投票に行くようになった。もちろん、自分が支持した人が当選する時も落選する時もある。また、当時はまだインターネットもそこまで普及していなかったので、候補者の考えを汲み取る方法も限られていた。意識して耳を傾けない限り、なかなか候補者の考えは伝わってこない。
だからこそ、学校教育だったり影響力のある人が投票行動を促す、というのはとても大事なんだと考えている。特に最近のアメリカ大統領選挙を見ると、民主党・共和党両党の支持者が、それぞれの立場でそれぞれの危機感を持って、候補者の言葉に聞き入っている(もちろんその言葉を鵜呑みにするのも考えものなのだが)。
自分が受けてきた学校教育を振り返ると、やはり政治だったり選挙に対する教育、というのは弱かった。学校の生徒会の選挙などがあり、格好の選挙教育の場があったのに、それすらも活用されていなかったと思う。学校環境も、日本では教員が考えて教員が整理し、その上で子供達が生活をする、というのが基本だ。でも、学校生活を送る子供達が主体的に「こうしていきたい」というヴィジョンを持ち、そのためにはどんなリーダーが必要で・・・と考えていくと、民主主義の政治システムと同じものがあるはず。
今回、ビリー・アイリッシュが投票行動を呼びかけるメッセージを発信した。
Don’t be the bad guy — join @billieeilish this #NationalVoterRegistrationDay and get registered to vote now: https://t.co/FZtPx93oQy (duh 😉) pic.twitter.com/m771FjFViZ
— When We All Vote (@WhenWeAllVote) September 22, 2020
一方で、日本ではアーティストは政治的な発言はするな、というようなよく分からない意見も出たりする。これからの世界を生きていく若い世代が、どんな考えを持って、国を世界を見ているのか。今の世界を築き上げた世代が目を向けなければならないのは、そこなんじゃないかと思う。
(NO.16 編集部)