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エスペランサ、癒しの3曲から成る組曲を急遽リリース

ESPERANZA SPALDING


(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

2019年にリリースした『12リトル・スペルズ』が第62回グラミー賞で最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムを受賞したエスペランサ(Esperanza Spalding)が、最新プロジェクト『Triangle』—3曲の癒しの組曲を急遽リリースした。

エスペランサ、癒しの3曲から成る組曲を急遽リリース
(Photo: LaMont Hamilton)

この3つのパートからなる組曲は、エスペランサが1年間にわたって行った共同作業から生まれたもので、ソングライターが他の治療方法や知識をどのように自分のプロセスや制作に取り入れることができるかを模索したという。それぞれの楽曲は、この世界的なパンデミックの中、家に閉じこもっていることによる緊張や悲しみを和らげるために、ユニークでありながらも関連性をもって影響を与えられるようにデザインされており、それぞれの楽曲は、音楽療法、神経科学、アメリカ黒人音楽、スーフィズム、南インドのカーナティック音楽など、さまざまな分野の専門家と相談しながら作曲された。

『Triangle』に収録されている曲のひとつ「Formwela 1」は、家庭でストレスを感じているときに、暗記力を養い、内的な聴覚による自己治癒力を高めることを目的に作られている。この曲は、エスペランサの長期プロジェクト(SAL)の最初の作品である。この曲の3つの面は、それぞれ上記の分野から様々な音楽的要素を取り入れており、これらの要素を意図的に使用することで、リスナーに意図した効果をもたらすことができるかどうかを学ぶことを目的としている。

Songwrights Apothecary Labとは、癒しの手段としての音楽とミュージシャンシップを探求することを目的とした実験的空間で、「ソングライティングのワークショップとガイド付きリサーチの実践を組み合わせたもので、リスナーの健康に役立つようにデザインされた新曲を共同で開発するための構造を開発することを目的としており、音楽をベースにした創造的で治療的な実践の多様な範囲から引き出された癒しの戦略を研究するアーカイブや文献に焦点を当てた、学際的なステーションに根ざしたコースです」とラボの公式声明には書かれている。

また、このプロジェクトの瞑想的なトラックが演奏されている約17分間の付随する映像も公開された。

「Formwela 1」、「Formwela 2」、「Formwela 3」は、米国オレゴン州ワスコ・カウンティに滞在しながら作曲・制作された。これらの曲の雰囲気と美しさは、エスペランサが自分の故郷である乾燥したセージが生い茂るこの地域の土地と人々との滋養に富んだ出会いからインスピレーションを受け、後押しされたものということだ。

本組曲はエスペランサ、アリシア・キーズのコラボレーターとしても知られるラファエル・サディーク、キーボーディストのPhoenixがプロデュースを担当した。この3曲は、『12リトル・スペルズ』に続く待望の新作に収録される予定だ。

◆ 作品情報

Esperanza Spalding
AVAILABLE AT SONGWRIGHTSAPOTHECARYLAB.COM

https://jazz.lnk.to/Esperanza_AVAILABLEPR